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たらればの勉強会

~してれば。~だったら。とかが多すぎるのです。
ないもの強請りばかりしてて「やりたい」ばっかりでなにもすすまないのです。
自制大事ですね。


今日は父の手伝いでちょっとしたお祭りにいってきました。
そこで行われた本マグロの解体ショーがすごく面白かったです。時速60km/hで泳ぐらしいです。背中に乗ってみたいけど乗り続けられないのが難点ですね。

それにしても自分で書いといて思ったけど「時速60km/h」ってこれすごい馬鹿っぽいですね。
頭の頭痛が痛みだしそうな表現で気に入りました。使おう。

けど働く父さんはかっこよかったです。  少年は足元で揺れる影を見つめながら思う。どうして僕なんだ、と。
 フックは少年の同級生だ。光に透けるブロンドと母親譲りだというサファイア色の瞳。人目を引く美貌とスタイルを持ち、頭がよく気も強い。少々性格に難があるものの、それは一見完璧に見える彼女の隙だとなって、より魅力を引き立たせる結果となっている。
 学校で男子生徒が好みの女子の話をする場合、必ずといっていいほどフックの名前が挙がるほどだった。
 つまるところ、少年からフックへの印象というのは、手の届かない高嶺の花、というものだ。
 そんなフックが少年に付きまとい始めた時期を、少年は既に覚えていない。いつの間にかこうなっていた、と少年はフックとの関係を問われるたびに答えていた。
「そもそも僕はピーターパンじゃないってのに……」
 ちいさな呟きはネクタイを揺らす風に吹き飛ばされてしまった。いつのまにか入っていた森の中で、少年はふと足を止め空を仰ぎ見る。緑葉の隙間から太陽の光が差し込み、少年は目を細める。最近の空は前よりも一段と明るい。第4の太陽が空に昇ってからというもの、1週間に1度は夜も明るい。
 もうすぐだ、と少年は肩を落とした。もうすぐ第5の太陽が現れる。
「めんどうだなぁ……」
 零すように言葉を発せば、すとんと尻餅をついて座り込む。そのまま上体を後ろに倒した少年は両腕を大きく開いた。
「やだなぁ……」
 直射日光は目に悪いと聞いたことがある。少年は思い出しながらも瞳を閉ざすことはなかった。目を焼くような太陽光には色がない。真白の光のなかに時折円が見えるだけだ。
 空に、2つ。
 夜になれば2つの太陽が昇るのだろう。
「帰りたくないなぁ……」
 少年はひとりごちてゆっくりと瞼を下ろした。闇の中に2つの光が爆ぜるように出現して薄くなっていく。
 暖かな陽射しを浴びながら、少年はゆっくりと眠りに沈んでいった。

*****
Title of "The two suns."
to be continude...?

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