いつも踏み出すはじめの一歩
今日の底冷えに凍えながら、今年の冬はここまでやってきました。
風邪はまだひいていません。
翼です。
ブログ書くのすごい久しぶりですね(汗)
クリスマスSSでも書こうかと思っていたのですが、サンタクロース追跡に熱くなっていました。
でもサンタクロースを追うカメラはドキドキしますね!><
今年は動画を作ったり上げたりしたかったのですが、例年通り夢で終わってしまいました。
来年こそは…!と意気込むよりは、ちょこちょこ作っていくことにします、夢ばかり見てしまいます。これはいけやい。
来年からは童話パロを始められたらいいなと思いつつ、他にもやること、やりたいことがたくさわあるのでそっちから片付けていくことになりそうです。
それにしても、いまだにここを見てくれている方がいることに感謝です。
更新等完全に滞ってしまっていてすみません。来年は時間作ってHPつくり変えれたらいいな、なんて。
それにしても今年は年末30日までバイトで、こんなに長く京都で過ごしたのは初めてでした。
そして例年通り、ただいま田舎なうです。年が明けたら天然のプラネタリウムのした、初詣と甘酒をもらいにあってきます。
それでは皆様、よいお年を。
今年も、本当にありがとうございました。
ここを見てくれているすべての方が、幸せなお正月を迎えますように。
風邪はまだひいていません。
翼です。
ブログ書くのすごい久しぶりですね(汗)
クリスマスSSでも書こうかと思っていたのですが、サンタクロース追跡に熱くなっていました。
でもサンタクロースを追うカメラはドキドキしますね!><
今年は動画を作ったり上げたりしたかったのですが、例年通り夢で終わってしまいました。
来年こそは…!と意気込むよりは、ちょこちょこ作っていくことにします、夢ばかり見てしまいます。これはいけやい。
来年からは童話パロを始められたらいいなと思いつつ、他にもやること、やりたいことがたくさわあるのでそっちから片付けていくことになりそうです。
それにしても、いまだにここを見てくれている方がいることに感謝です。
更新等完全に滞ってしまっていてすみません。来年は時間作ってHPつくり変えれたらいいな、なんて。
それにしても今年は年末30日までバイトで、こんなに長く京都で過ごしたのは初めてでした。
そして例年通り、ただいま田舎なうです。年が明けたら天然のプラネタリウムのした、初詣と甘酒をもらいにあってきます。
それでは皆様、よいお年を。
今年も、本当にありがとうございました。
ここを見てくれているすべての方が、幸せなお正月を迎えますように。
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またも友達だより。
ハロウィンはとっくにすぎたというのに。
ハロウィンはとっくにすぎたというのに。
そろそろ書かないと死ぬので、友達に2つほどキーワードをもらって書いてみたものをここに。
いただいたのは、
・「どうしてこうなった」
・「一番星」
プラスで、これは童話パロシリーズ(?)の隙間の話、というキーワードを付加していたりします。
では、おやすみなさい。
いやもう本当に最近ツイっ子ですみません。
生きてます。
そろそろ何か書かないと死にそうなのでたぶんなにかしら書きに来ると思います。
それにしても寒い日が続いていますが皆様体調を崩していないでしょうか。
僕は今日、夜のバイトの帰りにあまりに星が出ていたのでチャリンコをとばしながら空に見とれていたら見事に転んで右手の手のひらから出血しました。こんな大サービスあんまりです。
明日は昼も夜もバイトあるってのに。
でも今朝から続いていた吐き気を催すほどの頭痛は治まったのでよしとします。
それでは明日もはやいのでおやすみなさい。
懲りず飽きず忘れずに、何度かここへ足を運んでくれている貴方に、幸福が訪れますように。
生きてます。
そろそろ何か書かないと死にそうなのでたぶんなにかしら書きに来ると思います。
それにしても寒い日が続いていますが皆様体調を崩していないでしょうか。
僕は今日、夜のバイトの帰りにあまりに星が出ていたのでチャリンコをとばしながら空に見とれていたら見事に転んで右手の手のひらから出血しました。こんな大サービスあんまりです。
明日は昼も夜もバイトあるってのに。
でも今朝から続いていた吐き気を催すほどの頭痛は治まったのでよしとします。
それでは明日もはやいのでおやすみなさい。
懲りず飽きず忘れずに、何度かここへ足を運んでくれている貴方に、幸福が訪れますように。
月が顔を出す頃に帰ってくる。
そう言って最愛のひとは岩戸の向こうへと姿を消した。
ハロウィンが開催される2週間ほど前のことだった。
「お嬢ちゃん、まだ待っているのかい?」
紫の生地に金色の斑点で豹を模した悪趣味なシャツを着たガイコツが、丘の上にあるベンチに座るわたしに今日も話しかけてきた。
わたしは最初こそ律儀にヘンジを返していたけれど、次第にガイコツが鬱陶しくなり、いつしか返事をすることすら放棄してしまった。そうしたらガイコツは言うのだ。
「おや。今日はあの鈴蘭が奏でる旋律のように美しい声を聞かせてはくれないのかい?」
笑いを含んだ声色はわたしの神経を逆撫でして、ガイコツへの不快指数を上げていく。
「またあの岩戸の向こうへ消えた男を待っているのかい? もうずっと前じゃないか。それともハロウィンで帰ってくるのを待っているのかい?」
「縁起でもないことを言わないで」
わたしはガイコツへ視線を投げずにそう言った。するとカタ、とアゴを鳴らしてガイコツが隣へと腰を下ろす。
「やっと喋ってくれたね。ここのところサッパリ口を開いてくれないから、私のガラスのような心臓は粉々に砕けそうだったよ」
「…………」
「やれやれ、人に対する態度とは思えないね」
人にしているわけではないから、個人的にはセーフだ。
「まったくもって、ガイコツに対する態度とも思えないけど」
先回りされてしまった。
カタカタをアゴを鳴らしてガイコツが笑う。
「ほらごらん、この丘はひどく高いところにあうから、街の灯かりがあんなにも綺麗に見える」
ガイコツの手袋に包まれた指が指し示すのは、ハロウィンのパレードで盛り上がる夜の街だった。あちらこちらに置かれたカラフルに着飾ったカボチャのランタンが、その命を燃やしながら街中を照らし出している。
「……パレード、始まったのね」
「いかないのかい?」
「…………」
「君の歳なら、今頃は妖精の格好でもして家々を渡り歩いているはずだけれど、どうしてそうしないんだい? 友達も家族も、あの温かな灯かりの中にいるんだろう?」
「…………」
「まったく、どうしてお嬢ちゃんのような美しいひとばかりがそんなに不幸な目に遭うんだろうね。今頃街の中では、イキモノもシニモノも、ヒトもバケモノも、みんながみんなお祭りのように楽しく騒いでいるだろうさ。なのにお嬢ちゃんときたらどうだい。いまにもそこの岩に頭をぶつけて脳漿を飛び散らせながら気が狂った幽霊にでもなる決心をしたかのように鎮痛な面持ちでここに座っている」
「…………」
なかなかに酷い喩えだと想った。
わたしがガイコツの言葉に顔を歪めたとき、そよりと風が吹いた。薄い雲で月が覆われた夜空のしたで、生暖かい風は私の頬を撫で髪を揺らして通り過ぎていく。
くすくすとシルフの笑い声が聞こえた気がした。
「それにしてもお嬢ちゃんを見つけてから毎日ここにいるけれど、お嬢ちゃんはいつもこうしてここに座っているよね、どうして?」
ガイコツの質問にわたしはちらりと隣を見た。つん、と髪がひっかかる感触に気付く。
手袋に包まれた細い指が、私の髪を一房捕まえていた。
「もしかして――これは私の想像でしかないのだけれど――あの日からずっと……それこそ一秒も離れずにここに座っていたりするのかい?」
またシルフの笑い声が通り過ぎていった。今度はさっきより、少しだけ強く。雲が流れていくのを視界の端で捕らえた。
ガイコツは愛しげにわたしの髪を見つめながら、舌のない口から言葉を吐く。
「岩戸の向こうになにがあるのか、お嬢ちゃんは知っているのかな? もしも知っているのなら、お嬢ちゃんがここでこうして岩戸の向こうに消えた男を待ち続けているのは――まったくもって、ひどい話ということだね」
「…………っ」
わたしはほとんど反射的に立ち上がった。頭に伝わる痛みに、髪が数本抜けたのだろうと予測するもそんなことはどうでもよかった。
さっきよりも随分と強い風が丘に生えた芝生をなぎ倒し、周りの木々を揺らしていく。ザアザア、ザアザア。木々のさざめきが耳にうるさくってわたしは耳を塞ぐように頭を抱える。ガイコツのかぶっていた帽子がわたしの横を通り過ぎていくのを最後にわたしは視線を落とした。
「…………ひどい話なんて、ない」
丘の芝生に膝をつく。触れた場所に生えていた草が枯れてしまった。
「わかっているんじゃないのかい、お嬢ちゃん」
視界に映るのは真白の膝小僧と若々しい芝生に、枯れてしまった芝生。
そこに突然、白い手袋が現れる。
「いや」
「お嬢ちゃん」
優しい声に恐怖する。上を見てしまったらわたしはきっと後悔するだろうと知っている。けれど、それでもわたしは促されるままそうっと視線を上げてく。恐怖にしか値しない優しい声が、ひどく残酷な真実を告げるとわかっていても、いまのわたしにはそうすることしか選択肢がなかった。
包まれた手袋。その根元から生えるのは生身の人間の手首で、すぐにその先の腕を包んだ紫の生地に金色の斑点で豹を模した悪趣味なシャツがとびこんでくる。肘、肩、そして襟元に除くのは肌色の鎖骨と、太い首。
「…………そんな気は、してた」
「バレバレだとは思っていたよ」
苦く笑うその顔は、たしかに岩戸の向こうへ消えた男の顔。亜麻色の短い髪が風に揺れている。
「月が出なければよかったのに」
「帰ってくると、そう言ったじゃないか」
それとも帰ってこないほうがよかったのかい?
その言葉に、わたしはただ顔を歪めることしかできない。
「月の光のしたでは会いたくなかった。太陽のしたで逢いたかった!」
丘の上にある岩戸の向こうは猛毒の霧が立ち込めている。猛毒の霧は人の意識を奪い、呼吸を止め、さらには肉も骨も、すべてを溶かしてしまうのだという噂があった。そして、その奥にはどんな願いも叶えてくれる妖精の涙と呼ばれるものがあるのだとも。
ある男がある日、その妖精の涙を取ってくると言った。街の人たちは皆反対したはずなのに、男の意思は固く、狂気の沙汰としか思えない男の言葉は、いつしかは男が気が触れたか、いつもの趣味の悪いジョークだと思うようになった。
それでも男は街の人々の視線も言葉も気に留めず、ついに岩戸の向こうへと姿を消してしまった。
男がそれほどまでに叶えたかった願いを、わたしは知っている。
「太陽のしたで逢えないから、いつも夜に逢いに来ていたのさ」
そう言って笑う男がわたしを抱きしめる。わたしの頬に触れた男の頬がじゅわりと音を立てて腐った臭いとともに崩れ落ちれる。
「お嬢ちゃんがあの霧の妖精じゃなければ、いつでもキスをしていたよ」
そう言って体を離すと、溶けた頬が修復していく。
「……晴れたの……」
ハロウィンの月の明かりは、祝福の意味を持って歓迎される。月の光に照らされた死者は生前の姿を取り戻し、愛する者へと会いに行くことができるからだ。
「それにしても、まさかガイコツになるなんて運が悪かったとしか言いようが無い有様さ。骨だけの姿では、笑いかけることができないとは思っていなかったからね」
ウインクを飛ばすその調子は生前の彼そのままだ。
「あの霧は骨だけ残してしまうから……」
「いっそ幽霊にでもなれればよかったんだけど」
「そうなったら、本当にハロウィンの日以外では会えなくなってしまう」
わたしの言葉に、岩戸の向こうに消えた男は笑いを漏らす。そして私の髪を一房手に取り、月の明かりのしたでキスを落とした。
*******
日付1時間ほど過ぎちゃいました!><
Happy halloween!!!
そう言って最愛のひとは岩戸の向こうへと姿を消した。
ハロウィンが開催される2週間ほど前のことだった。
「お嬢ちゃん、まだ待っているのかい?」
紫の生地に金色の斑点で豹を模した悪趣味なシャツを着たガイコツが、丘の上にあるベンチに座るわたしに今日も話しかけてきた。
わたしは最初こそ律儀にヘンジを返していたけれど、次第にガイコツが鬱陶しくなり、いつしか返事をすることすら放棄してしまった。そうしたらガイコツは言うのだ。
「おや。今日はあの鈴蘭が奏でる旋律のように美しい声を聞かせてはくれないのかい?」
笑いを含んだ声色はわたしの神経を逆撫でして、ガイコツへの不快指数を上げていく。
「またあの岩戸の向こうへ消えた男を待っているのかい? もうずっと前じゃないか。それともハロウィンで帰ってくるのを待っているのかい?」
「縁起でもないことを言わないで」
わたしはガイコツへ視線を投げずにそう言った。するとカタ、とアゴを鳴らしてガイコツが隣へと腰を下ろす。
「やっと喋ってくれたね。ここのところサッパリ口を開いてくれないから、私のガラスのような心臓は粉々に砕けそうだったよ」
「…………」
「やれやれ、人に対する態度とは思えないね」
人にしているわけではないから、個人的にはセーフだ。
「まったくもって、ガイコツに対する態度とも思えないけど」
先回りされてしまった。
カタカタをアゴを鳴らしてガイコツが笑う。
「ほらごらん、この丘はひどく高いところにあうから、街の灯かりがあんなにも綺麗に見える」
ガイコツの手袋に包まれた指が指し示すのは、ハロウィンのパレードで盛り上がる夜の街だった。あちらこちらに置かれたカラフルに着飾ったカボチャのランタンが、その命を燃やしながら街中を照らし出している。
「……パレード、始まったのね」
「いかないのかい?」
「…………」
「君の歳なら、今頃は妖精の格好でもして家々を渡り歩いているはずだけれど、どうしてそうしないんだい? 友達も家族も、あの温かな灯かりの中にいるんだろう?」
「…………」
「まったく、どうしてお嬢ちゃんのような美しいひとばかりがそんなに不幸な目に遭うんだろうね。今頃街の中では、イキモノもシニモノも、ヒトもバケモノも、みんながみんなお祭りのように楽しく騒いでいるだろうさ。なのにお嬢ちゃんときたらどうだい。いまにもそこの岩に頭をぶつけて脳漿を飛び散らせながら気が狂った幽霊にでもなる決心をしたかのように鎮痛な面持ちでここに座っている」
「…………」
なかなかに酷い喩えだと想った。
わたしがガイコツの言葉に顔を歪めたとき、そよりと風が吹いた。薄い雲で月が覆われた夜空のしたで、生暖かい風は私の頬を撫で髪を揺らして通り過ぎていく。
くすくすとシルフの笑い声が聞こえた気がした。
「それにしてもお嬢ちゃんを見つけてから毎日ここにいるけれど、お嬢ちゃんはいつもこうしてここに座っているよね、どうして?」
ガイコツの質問にわたしはちらりと隣を見た。つん、と髪がひっかかる感触に気付く。
手袋に包まれた細い指が、私の髪を一房捕まえていた。
「もしかして――これは私の想像でしかないのだけれど――あの日からずっと……それこそ一秒も離れずにここに座っていたりするのかい?」
またシルフの笑い声が通り過ぎていった。今度はさっきより、少しだけ強く。雲が流れていくのを視界の端で捕らえた。
ガイコツは愛しげにわたしの髪を見つめながら、舌のない口から言葉を吐く。
「岩戸の向こうになにがあるのか、お嬢ちゃんは知っているのかな? もしも知っているのなら、お嬢ちゃんがここでこうして岩戸の向こうに消えた男を待ち続けているのは――まったくもって、ひどい話ということだね」
「…………っ」
わたしはほとんど反射的に立ち上がった。頭に伝わる痛みに、髪が数本抜けたのだろうと予測するもそんなことはどうでもよかった。
さっきよりも随分と強い風が丘に生えた芝生をなぎ倒し、周りの木々を揺らしていく。ザアザア、ザアザア。木々のさざめきが耳にうるさくってわたしは耳を塞ぐように頭を抱える。ガイコツのかぶっていた帽子がわたしの横を通り過ぎていくのを最後にわたしは視線を落とした。
「…………ひどい話なんて、ない」
丘の芝生に膝をつく。触れた場所に生えていた草が枯れてしまった。
「わかっているんじゃないのかい、お嬢ちゃん」
視界に映るのは真白の膝小僧と若々しい芝生に、枯れてしまった芝生。
そこに突然、白い手袋が現れる。
「いや」
「お嬢ちゃん」
優しい声に恐怖する。上を見てしまったらわたしはきっと後悔するだろうと知っている。けれど、それでもわたしは促されるままそうっと視線を上げてく。恐怖にしか値しない優しい声が、ひどく残酷な真実を告げるとわかっていても、いまのわたしにはそうすることしか選択肢がなかった。
包まれた手袋。その根元から生えるのは生身の人間の手首で、すぐにその先の腕を包んだ紫の生地に金色の斑点で豹を模した悪趣味なシャツがとびこんでくる。肘、肩、そして襟元に除くのは肌色の鎖骨と、太い首。
「…………そんな気は、してた」
「バレバレだとは思っていたよ」
苦く笑うその顔は、たしかに岩戸の向こうへ消えた男の顔。亜麻色の短い髪が風に揺れている。
「月が出なければよかったのに」
「帰ってくると、そう言ったじゃないか」
それとも帰ってこないほうがよかったのかい?
その言葉に、わたしはただ顔を歪めることしかできない。
「月の光のしたでは会いたくなかった。太陽のしたで逢いたかった!」
丘の上にある岩戸の向こうは猛毒の霧が立ち込めている。猛毒の霧は人の意識を奪い、呼吸を止め、さらには肉も骨も、すべてを溶かしてしまうのだという噂があった。そして、その奥にはどんな願いも叶えてくれる妖精の涙と呼ばれるものがあるのだとも。
ある男がある日、その妖精の涙を取ってくると言った。街の人たちは皆反対したはずなのに、男の意思は固く、狂気の沙汰としか思えない男の言葉は、いつしかは男が気が触れたか、いつもの趣味の悪いジョークだと思うようになった。
それでも男は街の人々の視線も言葉も気に留めず、ついに岩戸の向こうへと姿を消してしまった。
男がそれほどまでに叶えたかった願いを、わたしは知っている。
「太陽のしたで逢えないから、いつも夜に逢いに来ていたのさ」
そう言って笑う男がわたしを抱きしめる。わたしの頬に触れた男の頬がじゅわりと音を立てて腐った臭いとともに崩れ落ちれる。
「お嬢ちゃんがあの霧の妖精じゃなければ、いつでもキスをしていたよ」
そう言って体を離すと、溶けた頬が修復していく。
「……晴れたの……」
ハロウィンの月の明かりは、祝福の意味を持って歓迎される。月の光に照らされた死者は生前の姿を取り戻し、愛する者へと会いに行くことができるからだ。
「それにしても、まさかガイコツになるなんて運が悪かったとしか言いようが無い有様さ。骨だけの姿では、笑いかけることができないとは思っていなかったからね」
ウインクを飛ばすその調子は生前の彼そのままだ。
「あの霧は骨だけ残してしまうから……」
「いっそ幽霊にでもなれればよかったんだけど」
「そうなったら、本当にハロウィンの日以外では会えなくなってしまう」
わたしの言葉に、岩戸の向こうに消えた男は笑いを漏らす。そして私の髪を一房手に取り、月の明かりのしたでキスを落とした。
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日付1時間ほど過ぎちゃいました!><
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