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これはひどい

 灰色の空が遠くまで埋め尽くしている。手を伸ばしたくなるような青い空はどこかへ逃げてしまったのだろうか。否、そうではないことを私はわかっている。青い空はそこにあって、灰色は空ではなくただの紙切れだ。
 号外だ。
 チェシャ猫を探すための。
 私はチェシャ猫に抱き上げられたままの格好で彼を見下ろした。すっぽりと被っているローブをずらしてやれば、深く深く黒に近づいた色彩の長髪が現れる。
 にんまりとチェシャ猫は笑った。
「僕はどこにでもいる。けれど僕はウサギが嫌いだから、ウサギのいるところにはなるべく居たくない」
 そういえばと思い出す。
 チェシャ猫はウサギに弱いのだと。
 だからこそ、兎に強いのだと。
「でもでもアリス。アリスがここにいるなら僕も来なくちゃならなくなった。馬鹿なアリス。可哀想な僕らのアリス。酷いアリス」
 どうしてそこまで言われなくちゃならないのだろう。
 チェシャ猫がおもむろに首を動かす。その先を追ってみれば、純白のウサギが片膝をついて、未だにその腹から血を流したまま柔和に微笑んでいた。
 ぞっとするような光景だった。
 どうしてぞっとしたのかはわからない。ただ、その光景が壮絶なものだったからではないことはわかった。なにか、もっと恐ろしいものを見た気になったのだ。
 理由を解明する前に、地獄の業火で焼かれる罪人のような声が聞こえた。
「ウサギだ」
 チェシャ猫は笑う。
「やあ、チェシャ猫」
 ウサギは微笑む。
 私はその様子を、どこか懐かしく感じていた。
 さっきからこればっかりだ。明確な、決定的な、具体的なものがない。彷彿する感情の根元が何なのかさっぱりわからない。
 曖昧に濁った空気のなかで浮かんでいるような違和感。
「ねえ」
 気づいたときには声にしていた。
「どうしてふたりは仲が悪いの?」
 その言葉に、チェシャ猫とウサギがゆっくりとこちらを向いて困ったように笑った。
 私は、私の背後で黒い兎がいつもの意地の悪い笑みを浮かべて立っていることなど、微塵も気づいていなかった。


to be continude...?
Title of "Why?"
*****

気がついたら前に日記を書いた日から10日も経ってるではありませんか・・・!!orz

ねっこねこにされてます。

翼です。

もうなんだかすみません(汗
このブログをどれだけの方が楽しみにしてくれているのかわからないのですが、もしもつも見に来てくれている方がいらっしゃったらほんと申し訳ないですー;;
Twitterを始めてからめっきりなってしまってますね・・・うへえ(´`;
Twitterは流れ早いからやっぱ日記書かないと、と思ったのが4日前なんですが・・・これはひどい。

しかしこんなに日を空けたのはブログ初めてから初めてじゃなかろうか。
最低でも3日に1度は呟きにきたいです。腰が重くなってるなぁ。
書きにきたら書きにきたで調子に乗ってだらだら書いちゃうのですが・・・うぬぬ。

ええと、とりあえず近況をば。
花灯篭、狐の嫁入り巡行終わりました!結局10日のうち5日くらい遊びに行った気がします。狐火楽しい。
最終日はうっかり灯篭割ってしまってえらい失態でしたがorzorzorz
あ、そういえば誤報していました、すみません。
嵐山は花灯篭、いまやってないです。嵐山の花灯篭は冬です。
HPにしっかり書いてあるのに・・・ごめんなさいですorz
よろしければまた冬にお越しくださいませ(*´ω`*)

田舎に帰りじゃがいもを埋めました。
6月ごろに収穫して、その時点で今度はサツマイモを植えます。
ちなみにサツマイモは収穫したくありません。成虫も幼虫も虫は嫌いだ!!

友達が4月から働きに出るというので突発オールカラオケしてきました。
いつも通り「あいつこそがテニスの王子様」で始まり、懐かしのアニソン、ボカロ、熱いアニソン、最後はドラゴンボールで〆ます。オタクすぎるだろう。
セーラームーンは永遠にかっこいいと思います。あと爆走兄弟の挿入歌とかほんとにカッコイイ。
昔のアニソンといえばそのアニメのタイトルとかが入ってて、そのアニメのOPって感じがしてすごい好きです。熱い。熱すぎる。燃えます。
ちなみに現代でいうと天体戦士サンレッドのOPが好き。

こんなものかな。

他にもうごうごやっているけれど、いまいち進みが遅いというか進んでないというか。
とりあえず、適当にやってます(・ω・;)

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