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執行猶予は一生を終えるまで

 瞼を上げた先で椿姫の泣きそうな顔を見つけて、もうそろそろ目覚めるのが億劫になってきた。こりごりだ、と思う。
 こんな風に誰かの悲しい顔を見るのは嫌だ。
 重たい左腕を引き摺って体を起こす。背中を支えてくれる椿姫に礼を言ってから、傍らに佇むスーツ姿の美人を見止めて驚いた。
「トランプの女王?」
 片手にジャック・オ・ランタンを持っていることからしても間違いはないだろう。
「ハーイ、アリス。気分はどうだい?」
「芳しくないわ。左腕が鉛みたいに重い」
「なら白薔薇の棘が良い。ぶっ刺されておいで」
 ――……なんてことを。
 私ははい?とトランプの女王に聞き返した。だから白薔薇の棘、と女王は形良い赤い唇を曲げる。
「そうねそれがいいかも! 白薔薇は傷に効くし、私さーっそく持ってくるね♪」
 そう言って椿姫はスキップしながらどこかへ行ってしまった。トランプの女王の発言に異を唱えないなんて随分と仲良くなったようだが、私が気を失っている間になにかあったのだろうか。
「ここは?」
 私はトランプの女王に訊ねた。
「茨の庭さ」とトランプの女王は答えた。
 辺りを見回して、納得する。なるほど、たしかに「茨の庭」に相応しい光景が広がっている。
 私が座っているのは、公園によくある屋根付きベンチのようなところだった。四角い柱を木製でしつらえた椅子が囲むように取り付けられている。首を回せばあたり一面茨の壁で囲まれているようだった。
「薔薇園?」
「そうさね。トランプの女王様の城への近道が――あるかないか」
 微妙な言い回しをして、トランプの女王は優美な微笑みを披露した。思わず背筋が寒くなる。恐ろしいまでの美女の微笑みほど、危険なものは無い様に思う。
「近道、ね」
 ぐるりと首を回して、茨の壁を観察してみた。
 まず正面にあるのは、青い門。青い薔薇が咲き誇るなかで、その姿は清麗。
 右にあるのは、赤い門。真紅の薔薇が咲き誇るなかで、その姿は鮮麗。
 左にあるのは、白い門。純白の薔薇が咲き誇るなかで、その姿は秀麗。
 後ろにあるのは、黒の門。漆黒の薔薇が咲き誇るなかで、その姿は妖麗。
 麗麗とした薔薇達を従えて、四つの門はそこにあった。
「トランプの女王様は薔薇がお好きなの?」
「……覚えていないのかい?」
「…………記憶力がないの」
「流石はアリス、噂通りだ」
 その言葉は決して褒め言葉ではないだろうということだけはわかった。
「アリスーお待たせ!」
 スキップしながらこちらへ向かってくる椿姫が抱えるのは赤い薔薇だった。
 その色が椿姫の血でなければいいと願うのはある種の慣れのようなものだろう。


Title of "A thorny garden."
To be continude...?
*****
"A bramble garden."と迷ったけどthornyを使うことにした。
棘って毒を含んでいたっけ。あれは糸巻きの針かな。

本日のタイトルは適当。

ケーキを作りたくなったけれど、スポンンジの焼き方すら知りません。翼です。
小麦粉に入れると生地が膨らむベーキングパウダーって実在したんだぁ('▽')妖精の粉かなんかだと思ってたよ。(ぉ)
買ってきたスポンジに生クリームを塗りたくってチョコスプレーとか果物でデコレーションするのは、果たしてお菓子作りと言っていいものか。


riddim Saunterのアコースティックライブに行ってきました!
京都にあるefishというカフェで行われたんですが、なかなか良かったーvv
素敵だったな。すごい空気がフリーだったけど。
riddimの前にやったrufus(ルーファス)というアーティストさんがイケメンだったのをよく覚えている。すげえフリーだった。本当に。あれぞフリースタイルだ。
酒ロックのハマケンさんも来てたんだけど、僕酒ロックよく知らないんだよなぁorz
チケットは50人ほどで、カフェの中に入れたのが30~40いくかいかないか、かな?
テーブルにあるところに座って、っていうのを想像してたんだけど、部屋の中に椅子がいくつか置いてあって、他は床に体育座りでした。
前の人すごいアーティストさんに近かった……てかアーティストさんも動き辛そうだったぞ、アレ。お客さんよりマシだろうけど(汗
kcは普通に元気な子ってカンジでした。あとドラムのたいちくんがいい人。ライブ終わって話してたらステッカーをもらいました。最初赤いオウムかと思った。




仮面ライダー龍騎を観ていると、正義って実際のところ神様と同じで偶像みたいなものなのかなぁと思った。
そもそも正義とは何でしょう。世界を平和にすることは誰かを救うことに繋がるとは限らないし、誰かを救うことが結果的に最良だとも思わない。思えない。
「勧善懲悪」という言葉を正義が使うものであるとするなら、敵対する双方が正義だと名乗れば即ち相手は敵になるわけで、そうすると「勧善懲悪」という言葉自体がスパイラル化するんじゃないだろうか。
「勧善懲悪」、解りやすくて好きなんだけどな。ただ現実問題としてそれに括られるものが少ないってだけでさ。主観的思考をするなら何よりも解りやすい。主観が正義だとするなら敵を倒せばいいわけだし、主観が悪だとするならば倒されればいいわけだし。
何よりも曖昧だ、「勧善懲悪」。

つまり何が言いたいかっていうと、仮面ライダー龍騎は人間ドラマで、あまりにも人間臭くて大人向きじゃないですかという話。
好きだけど苦手だな。辛すぎる。

人間に勧善懲悪なんて言葉は適用できないんだよなぁ。

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