零れたため息がどうか世界を壊さないようにと彼女は唄う。 一瞬だけ、なにが起こったのか解からなかった。 二瞬後に、ああなるほどなと納得した。 三瞬後で、なんで私がと思って。 四瞬後は、覚えていない。 そうして恐らく、一秒という長い長い時間を経て、私が見たのはニンマリと笑うチェシャ猫の口だった。「な……に」 なんだ、コレは。「アリス。双子に気を許してしまうなんて、やっぱり愚かだね君は」 肩がひどく熱い。まるで火箸を押し付けられているかのような強烈な痛みと熱さが肩口でキリキリと叫びを上げた。 そんな熱いものを押し付けるのは止めて欲しい、と私は誰かに抗おうとして腕を上げようとした。けれど右腕は上がっても左腕は上がらなかった。私の左腕が、脳の命令をまったく無視してくれているようだ。「い、たい…」「そりゃあ痛いだろうね」「な、にが……どうなって…?」「左肩がパックリいってる。兎がアリスを放り投げなければ、きっと右肩も危なかったね。パックリパックリ、クロスにパックリ」 パックリ…? 私は動く右手で左肩を触ってみた。ぬるりといやな感触が掌に伝わる。気持ち悪い、どうしてこんな触感が、一体なにがあるのかと右手を視界に入れて――思わず叫びを上げた。「アリス、双子はずっと君を狙っていたじゃないか」 チェシャ猫の声をすぐに忘れた。 右手の掌には、真っ赤な血がべっとりと付いている。ジャムのようで粘液より軟く水よりもしつこい、赤い液体だ。「なに、これ…」「血だよ」 …見りゃわかるわよ。 左肩はズキズキとギチギチと強烈に痛むし、なんだか熱まで出てきたみたいで思考もぼんやりと霞んできたのに、頭の冷静な部分が冷静に突っ込みを入れてくれる。「……どうして」 双子が私を狙っていることと、今の状況と、どういう関係があるのだろうか。 目の前のチェシャ猫の顔は、ただにんまりと笑っている。Title of "Wound"to be continude...?*****紙copi Liteというソフトを教えてもらって依頼、ちょこちょこ使いつつ、たまにブログ投稿画面に直書きして記事を飛ばしつつ、しかし今日はソフト使いながらアリスは書いていたのですが。なんだってブログのタイトルを5回くらい書きなおしてるんだろう・・・。はてさて帰ってきました京都です。やっぱり実家はいい。最近いろいろカオスだけどネットあるし遅くまで寝てられるし。満点の星空も綺麗な空気も冷涼で遥か高い空もないけど、やっぱりお家が落ち着きます。モモンガのぬいぐるみもあるしね。帰りの電車は扉付近の補助席に乗っていたのであんまり風景は見えなかったのですが、人の隙間から見える夕焼けがとても綺麗でちょっと癒された。白んでいく空も好きだなぁ。デジカメ忘れたのが痛いなぁと思ったり。大阪あたりでみた背の高いビルはやっぱり迫力があるなぁ。ガラスに映る薄青色の空が素敵だった。そういえば話は変わるけど昨年呟いたBL小説ですが、10行書いた時点で飽きました。慣れないものはやるもんじゃないと思ったorz [0回]PR