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日付変更時刻がスタート合図。

 ざくりという文字を浮き上がらせて、包丁が突き刺さった場所にあったのは黒の帽子だった。肉々しい色をした空間で揺らめく空気の先を見上げれば、そこにはニヒルに笑う褐色の肌。
「アリスよアリス」
「アリスよアリス」
「包丁を」
「包丁を」
「「取って」」
 ユニゾンする双子の声。自分で投げておいてそれかよ、なんて言葉が思い浮かぶより先に、突き刺さった二本の包丁を白い手袋をした少年が包丁を引き抜いた。
「……歪みめ」
「……歪みめ」
 唸るような双子の声を聴いてなお、兎は皮肉げな笑みを失わない。両の手で数度それぞれ包丁を回し、それをジャグリングさせて遊びながら、褐色の肌をした兎は私の元へ跪いた。
 宙を回る包丁がいつ私の肌を切り裂くかヒヤヒヤする。
「アリス、帽子を」
「…………その耳は本当に生えていたのね」
 兎の目はついぞ見たことのないほどに濁っている。私は知らぬうちにとんちんかんな答えを返して、口角を上げたままの兎から身を引いた。
「生えていないと思っていたのか?」
「……だって、ウサギは、」
 その続きを言う前に、私の顔の側を包丁が走った。数ミリのところで避けた兎は、そのままでいれば確実に脳天に包丁が突き刺さっていただろうにも関わらず、傷一つないまま私に帽子を急かした。
「アリス、帽子を」
 言われるまま、私は震える膝を無視して立ち上がった。がくがくとまっすぐに固定されない脚と腕を動かして、私はなんとか帽子を拾い上げる。
「アリスよアリス」
「アリスよアリス」
「それは」
「それは」
「やっては」
「やっては」
「「いけないことだ」」
 一体どこから取り出したのか、両手の指の間に包丁の柄を挟み持った双子が構えを取った。その視線はまっすぐに褐色の兎に据えられ、褐色のウサギもまた双子を見据えている。
「忠告と苦言は違うもの」
 兎が笑う。
「兎は」
「兎は」
「ウサギとは」
「ウサギとは」
「「違うもの」」
 双子が睨む。
「アリスは俺のものだ」
 兎が言う。
「違う」
「違う」
 双子が言う。
「アリスは」
「アリスは」
「私たちの」
「私たちの」
「「神だっっ!!」」
 十六本の包丁が風を切った。


Title of "The whereabouts of the kitchen knife."
to be continude...?
*****
タイトル長っ!!
そして出てくるなよ兎・・・orz



最近、僕が書く短編は「携帯小説で読むには微妙に長いし、PCサイトcでは確実に短いだろう長さ」だということに気付きました。
・・・・微妙だなぁ。

みなさんおはにちばん。翼です。

昨夜は突然サークルの飲み会に行くことになり、チャリンコで飲み屋まで行ったのでさっさと帰ってきました。
毎日小説も書きたかったし、なによりオールの後で三条から京都駅に帰ってくるのも面倒だしなぁということに帰り道に気付きました。
そしてビデオ屋に寄ってビデオを借りてくればよかったとも……(ルートミスでビデオ屋が帰り道になかった/汗)
まあいいや。

とにかく昨夜は家に帰るなり、30分で一本上げました。・・・うん、だからあんなにグダグダでぶつ切りなんだ・・・ごめんね馨さん。
しかし、お題に沿って書くのはなかなか難しいです。今日は昨日より早く書き始めたはずなのに4回書き直して30分オーバーってなんだろうコレ。不思議です。でも一番不思議なのはアリスです。
あんなシーン書くつもり微塵もなかったのに・・・そしてここにここに来て場所の説明をしていないことを思い出す(気付いてはいた)。・・・・何人の方が気付いてるかな(・v・)(ドキドキ


今日も明日もバイトはお休み!!





遊ぼう。すごい遊ぼう。(ぇ



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