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今日の君は、笑っていますか?

 食堂の大扉を開けて廊下に出れば、果ての無い廊下が続いていた。絵画や写真などではなく、この目で現実に、しかもえ建物のなかで消失点を見るなんてことがあるとは思わなかった。
「遠いね」
 ダンの呟きがやけに響いた。両端に点在する甲冑の置物がずらりと並んで私達を出迎えているのは、一体何の罠だというのか。一歩足を踏み出すだけで動き出しそうな不穏な雰囲気を纏っている無骨な甲冑は、見れば皆一様に槍ではなく如意棒を持っている。
「何故に如意棒……」
 ――孫悟空気取りか。
 ゲームに出てくるような西洋の甲冑が槍の替わりに如意棒を構えているのは非常にユニークだ。しかもその如意棒が伸びたり縮んだりしているものだから、もはやコメディの域にまで達している。異様な光景に、私はうっかり顎を落としそうになったのをなんとか堪えて咳払いをひとつ。
「とりあえずは、トランプの女王を探さなくちゃいけないかしらね」
「そんなことよりも、外に出る方法を考えるべきだよ」
 振り返って見た帽子ウサギは、にっこりと柔和な笑みを浮かべて、私が見ていた側とは反対側の廊下を指差した。そちらも反対側と全く同じ、ずっと続いてく廊下に並んだ甲冑、伸び縮みする如意棒が私たちを迎えている。
 左右対称の情景に挟まれて、現実感を失いそうだ。
「頭がおかしくなりそう」
「アリスはもうずっとおかしいだろうが」
「黙っていてもらえるかな、マッディ」
 ウサギの仮面のような微笑に、三月兎はニヤリと笑んだまま肩をすくめた。褐色も、陶器のような白も、いやはや、まったくよく笑う生き物である。
「とにかく、トランプに女王も椿姫も大変だけど、僕らはまず外に出ることをしなければいけないんだ。キリギリスの屋敷はとにかく拾いからねうっかりすると双子の二の舞だよ」
「まさか、冗談でしょう?」
「冗談じゃないよ。それにここがどんなに危険かは、ダンが一番知っている。そうだよね、ダン?」
 ウサギは笑顔をダンへ向けた。反対側の消失点を見つめていたダンはウサギの呼び声にぴくりと肩を震わし振り返ると、こくりとちいさく頷く。
「うん……そうだよ。アリス、暗闇や影には気を付けてね。マッドラビットがいるから大丈夫だとは思うけど……」
 私の手を握って、ダンは後ろを確認するように振り返った。廊下を照らすのは灰色の空からではない昼間の明かり。
 遠くに存在する消失点がいまにも私たちを掃除機の如く吸い込んでいきそうで、私はしっかりとダンの手を握った。
「行きましょうか、ここで立ち止まっていても仕方がないわ」
 私はウサギを押しのけて進んだ。どちらにいっても視界に飛び込んでくる消失点は、きっとどこまでいっても消失点のままなのだ。吸い込まれる心配なんて、どこにもない。


Title of "GO"
to be continude...
*****

お久しぶりです!!!(汗
生きてます生きてます!!(゜□゜;;
若干死んでた気もしないでもないですが、大丈夫です、生きてます!(笑

でも三日ぶり・・・かな?
はい、色々ありました。バンド練習でやっぱギターは無理だとこっそり泣き言を言ったり、土曜日は・・・なにしたっけ?ああ、こうなるから日記書かないとなんですが;;ああ、そうだ、スタジオ練習があった。
で、日曜日はバイトの後に大阪のHEPであった無料ライブに行って来ました!!
姉さんが好きなウエイストというアーティストがアクトで出たのですが、そのあとにCoolonやタカチャというアーティストさんも来られてました。
若いお姉さんが多かった(笑)
バイトで疲れてた僕はヘロヘロとなりながらも姉さんとご飯を食べて帰りました。あーでもやっぱ面白いなライブ。
ライブとビールとセックスは生がいいとは某HIPHOPアーティストの名言ですが、ほんとにその通りだと思いますねー。うん、やっぱ生はいい。

今日は友達が髪の毛を黒に染めててびっくりしました。
女の子なんですが、かなりの黒になっていて大人っぽくなってた。いいなぁ僕も髪の毛染めたいなー。
そして最近の僕のニコニコ中毒は異常なくらいです。というか、ここのところ帰ってきたら延々とリリィさんにはりついてる気がする。いかんなぁ、ちょっとはパソコン離れせにゃー。(汗


そういえば、ネットの友達と共同サイトを作ることになりそうです。
また安請け合いして僕・・・大丈夫なのかorz
まあでも、オリジナルだし、お互い適当っぷりな感じだから大丈夫なんじゃないかとまた楽観的に思ってみたり。

まあ、なんとかなるか(ぉぃ


明日もがんばりまーす。

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