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残り

 三月兎が狂っているのは、世界の歪みを食べているからだという。善良な獏のごときボランティア精神なのねと言ったら、彼はそれしか脳がないのだと皮肉げに微笑んでいたのを不思議と覚えていた。
 三月兎と会うのはこれが三度目だ。けれど一度目に会ったことも二度目に会ったことも、私の記憶には残っていない。まるで初めからそんな事象など起こっていないように、ただ「会ったことがある」という事実的な記憶だけが残り、断面的な記憶もそのときの映像も三月兎が一体どんな人物だったのかもすべてが無に帰すのだ。
 また同じことだ起こるのだろうという不安はない。そんなこと、考えた端から忘れていくのだから。
「本当にお前は俺が好きだな」
 喉を鳴らして兎が笑う。至近距離にあった整った顔が離れたのは、帽子ウサギが私と三月兎の間に割って入ったからだ。
「君もアリスのことが好きだね」
「お前もな」
 嘲笑でもするような声で兎は吐き捨てた。帽子ウサギはただにっこりと微笑んで、大丈夫だよと迷子をあやすように優しく言った。
「三月兎は、大丈夫だよ」
 どこにそんな根拠があるんだろう。
「芋虫だってそう言ってた」
 ……じゃあ嘘じゃないか。
「心配しなくても、彼はアリスにだけは手を出さない。神に誓うよ」
 ウサギはとても優しい声色で囁く。私は神なんてものを引き合いに出した帽子ウサギを睨み付けてから、ふと彼の台詞に首を傾げた。
 慌てて振り返る。
 椿姫が、ダンが、トランプの女王が――三月兎を射抜くように睨み付けていた。視線が狂気だとしたら今頃三月兎は刃に貫かれて文字通り八つ裂きになっていただろう。
「おお、怖い怖い」
 三月兎が帽子の位置を直しながら肩をすくめた。摑みどころのないところは帽子ウサギのそれと変わらないらしい。
「お前たち……ふん、異端は淘汰しろとチェシャ猫にでも教わったか?」
 クツクツと喉を鳴らす三月兎は三人を見回して口の端を持ち上げる。嘗め回すような視線が突き刺すような視線に勝るというのは始めてみる場面だ。
 帽子ウサギはやんわりと私を後ろに隠した。
「狂ってるぜ、どいつもこいつも」
 三月兎はとても楽しそうに笑う。
「――だから、俺がいるんだろうに」
 口角を歪めたまま、ゆっくりとした動きで首を傾ける。
 それはきっと前にも見たことのある仕草なのだろうが、生憎と私の記憶には存在しなかった。


Title of "A laugh of a maniac."
to be continude...?
*****
なんか久しぶりなようなそうでないような・・・・。


こんにちは皆さん!
五月も終わりそうなこの時期、再び五月病になりそうな翼ですorz


ギターを買うらしいということを前に書きましたっけ。
どうやら先輩はお金を貸してくれるらしいので、早くも日曜日に買いに行くみたいです。
ギター向いてないってわかってるのにほんとに買うのかな自分・・・現時点ですでに色々なことに悔いているから後で後悔を自覚するのもわかってるのにな・・・僕は何がしたいんだろう一体。
や、いま一番したいことはわかってるんですがね。あう。

でももう引き返せないから歩き続けるしかないんだよなぁ。
ギター弾いてるとあまりにしんどくいので、泣きながら練習しようとしたらほんとに泣けてきたっていう・・・。でも泣きながら練習したらスコアが見えなくてトホホな気分でした。でも泣いてるときって、どこかの漫画か小説で聞いたような、「泣いてる自分を後ろから眺めているよう」な錯覚に陥るので頭と感情が完全に切り離されて同居してる感じだから、もうちょっとうまくやったら大泣きしながら普通に練習できそうな気がするんだよなぁ。やってみよう。
しかしアコギをどこで練習すればいいのだろう・・ていうかみんなどうやって練習してるんだろう。
ギターの弾き方なんて綺麗サッパリ忘れましたよ。もう弾かないと思ってたもんなぁ。

危ない癖が再発したら誰に相談しよう・・・病院行かなきゃだろうけど金がない。
とりあえずリスバンだけ探し出しとこうかな。でもってリスバンの合う服も探さないとだ。うへえ、面倒くさいなぁ。やっぱり切らないでプッツン壊れたほうがいいかな。


とりあえず角川の小説大賞は無理そうです。
やる気は一気に消えうせた。
やっぱりバンド組まない方がよかったかなぁ・・・。

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