忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ぐるぐる と ガンガン!

 ニヤニヤとした嫌な笑い方。
 被った帽子は帽子ウサギのそれと同じ形。
 陶器のように白いウサギとは正反対の褐色の肌。
 濁った瞳は黒い煙が渦巻いているかのように底が見えない。

 ――三月兎。
 
 別の名を"狂人"とされる彼が真っ白なキャンバスについた染みのように、絶対的な違和感を携えてそこに居た。
 驚いてウサギを見やれば、いつもの柔和な笑みが消えていた。唖然、というほどではないにしろ、ぽかんと口を開けている。
「……まいったな」
 ぱちくりと一度瞬いて、ウサギは帽子に手をやった。
「まさか君が――君が来るなんて夢にも思わなかったよ」
 そうしていつものように柔和に微笑んだウサギは、いつものように優雅にお辞儀した。それを見る褐色の肌をした三月兎は、ウサギの礼に僅かに口元を歪めただけでハンと鼻で笑いとばす。
「夢なんて見ないくせによく言うぜ。ま、俺は現実にも思わなかったがな」
 嘲笑するかのような笑みを湛えて、三月兎はウサギと全く同じ仕草でお辞儀した。顔を上げたウサギは照れくさそうに笑って、久しぶり、と言った。
「会いたかったよ、兎」
「俺は会いたくなかったぜ、ウサギ」
 再会を喜ぶ風でもなく言葉を交わす二人。
 私は一部始終を見守ってから、ややって口を開いた。
「……どうして?」
 褐色の肌を持つ三月兎が、ここにいる理由がわからない。狂っているはずの彼が、スコルのように笑い出しもしない、トランプの女王のように暴れまわったりもしない、双子のように襲い掛かってもこない――けれどこの世界の中で最も狂っている三月兎がここにいる理由なんて、皆目見当も付かない。
 まるで夢を見ている気分だ。
 ずいぶん嫌な夢を見ている気分だ。
 帽子ウサギは私に向かってどこか困ったように微笑んで言った。
「君が望んだからさ、アリス」
「…私が? まさか。誰が彼を望むというの?」
 心底解らず、私は言った。ウサギは一瞬だけ悲しそうに目を細めて、いつもの柔和な笑みを取り戻す。ウサギは兎がいると、自身を保てなくなっているような気がする。――だから私は、三月兎が嫌いだった。
「誰かは誰かに望まれて、だからこそ存在する」
 口の端を思い切り持ち上げて、チェシャ猫よろしくニヤァと笑う三月兎は言った。
「パンを食べれば想い人に逢える」
 三月兎が足を踏み出した。
 私は三月兎の濁った瞳に足を取られた。
「愛する人に逢いたければメロンパンを。憎む相手に遭いたければカツサンドを。望む人に逢いたければクロワッサンを」
 また一歩、さらに一歩。三月兎は私に近づく。
 濁った瞳には何かが浮かんでは消えていく。凄まじい速さで蠢く三月兎の狂気を捕らえる術はきっとウサギだって持っちゃいないだろう。
 私は動けないまま、とうとう三月兎は私の目の前にまでやってきた。。褐色の肌に浮かび上がるニヤニヤ笑いに底知れない恐怖を感じて後ろに下がろうとするけれど、だからこそ動けない。
「俺を望んだことを光栄に思ってやろう」
 ずいっと顔を寄せてくる三月兎が、帽子ウサギと同じ顔をしているはずなのにまったくの別物に見えた。


Title of "Fear."
to be continude...?

*****
だめだ、わけがわからなくなってきた(ぇ

前回アリスを書いた日の日記が、誤ってすべて改行が消えている状態で投稿されていました。すみません。

 

さてさてー、なんだか久しぶりに日記を書く気がします。
みなさんおはにちばん、翼です。
ここのところ寝落ち率が高い・・・疲れてんのかな。

親戚に訃報があり、田舎に帰る途中で明かし焼き(めちゃめちゃ美味しい)を食べて、お葬式では「ああ、やっぱり愛なんだなぁ」とどこか不謹慎に、亡くなった方のご家族を眺めて、昼ごはんはうどんでした。
とりあえず食べたものがどれも美味しかったという訃報とは全然関係ない感想を述べておきます。
明石焼きで有名な町の、交差点のね、角っこにあるお店がすごい美味しいお店です。おでんのたこが柔らかくて美味しくて。でも明石焼きは塩かけて食べるのが一番美味しかった気がします。
なんだか錦市場に行きたくなってきた~。


で、帰って火曜日は朝から夕方までずーーっと授業があ詰めてあり、教室の温度や空気が最悪で僕は頭ぐるぐるーのガンガン!なもう形容するとそれがぴったりな頭痛に生殺しされてました(笑)
ぐるぐるーのガンガン!ですよ。半死半生、そして生き延びた・・・!!
薬を飲んでもなかなか効かなかったので、家に帰ってオムそば(失敗した!)を食べてまた薬飲んで、ゆっくりと『ギミー・ヘブン』という江口洋介さんと宮崎あおいちゃんが出ている映画を観ました。
内容ははっきり言って普通、です(苦笑)つまらないわけじゃないけど、すごい面白いというわけでもない。でもけっこう好きな話だなー僕は。
でも音楽とラストは素敵でした♪
ネットでレヴューを観たら、宣伝にネタバレが含まれているということなので、興味のある方はジャケットについているあらすじも読まずに借りることをオススメします!


今日はとくになにもなかったですねー。
教室に冷房がついてたのは嬉しかった(笑)おかげで頭痛にならなくて済んだ気もするし!


そういえば、昨日なんですが、アリス特設Pageに人気投票を設置してみましたー。
投票したいキャラクタがいない場合はお気軽に拍手してくださいませ(^-^)


そんな日々を送っています。
拍手がやたらと長くてどうしようかと思ったり。うん、書き直すべきか。

拍手[0回]

PR