とかくこの世はと時世を恨み。 バイオリン奏者のキリギリスが言ったことは、彼が吐き出した多量の台詞の半分も聞き取れなかったけれど、その聞き取れた分の内容をミキサーで粉々にしたくらい噛み砕いて要約すればこうだ。 一ヶ月ほど前に椿姫はやってきた。当初は着るものもボロボロで半裸も同然だったというので、慈悲深い前当主キリギリスが屋敷に招き入れたのだそうだ。その後、いつのまにか指揮者である前当主のキリギリスに取り入って妾になった椿姫は、前当主キリギリスを当時の当主の地位から引き摺り下ろし、現在当主であるキリギリスよりも己の地位を確立させた。つまるところ、金のなる木の生える温室で育ったボンクラ息子よりも、何か狡猾な策を練ってきた女豹が勝ったというだけだろう。それでも現当主のキリギリスは緞帳(どんちょう)を引き裂かんばかりに握り締めて、椿姫が魔女だと宣(のたま)った。「椿姫が来てからというもの、父は魂が抜かれたかのように彼女に心酔してしまった!椿姫は魔女だ!男の精気を食らう化け物だ!!」 現当主のキリギリスは叫んで、その瞬間飛んできた折れた刀の切っ先が鼻先を掠めたことに身を縮み上がらせた。「誰が化け物よ!ムーランルージュでナンバーワンのこの椿姫に向かって!」 聞こえていたらしい。地獄耳のどころじゃあないなと、私は怯えるキリギリスに肩をすくめてみせた。「そ、そうだアリス!君がなんとかしてくれ!君はアリスなんだから、きっと椿姫も言うことを聞くはずだ!」「そんなはずはない!あのチェシャ猫と対等に話ができる君ならなんとかできるはずだ!椿姫をどこかにやってくれ!そして父の目を覚まさせてくれ!」 現当主のキリギリスは、当主であるという威厳をはるか遠くへ捨て去ってしまった。ぼろぼろと涙をこぼして顔を歪める様は、同情するよりも先に嫌悪が先立った。 見たくないものなんて、この世界には腐るほどある。「……どちらにしろ、私はトランプの女王と話をする必要があるから、必然的にあなたの手助けをすることにはなるけど…でも、方法が思いつかないのよ。あの二人の間に割って入ったりしたら、こっちまで八つ裂きになってしまうわ」 それは、きっと卵の殻を着た双子よりも壮絶に裂かれるだろう。椿姫の刀さばきを見ていればわかることだった。「……前当主が椿姫を止めることは不可能なの?」「止めようとさえ思わない人間が止めることは可能なのかい?」 私は言葉に詰まった。「だから魔女なんだよ。父はすべてを椿姫に奪われている」 ぼやくキリギリスに背を向けて、私はウサギを振り返った。 困ったときの、帽子ウサギ。「なんとかして」 私が胸を張って言った台詞に、帽子ウサギは柔和な笑みを称えて優雅な仕草でお辞儀した。「君が望むなら、アリス」Title of "What is your wish?"to be continude...? *****カラオケバイトふつかめー。びびってたほど厳しくはなかったです!お客さんも聞いてたほど悪くなかったし、よかったよかった(^v^)ひたすら料理運んでました。グラス8個一気に運ぶのは緊張した!そしてパフェを倒した!!(またかよ)「○階ドリンク(オーダー)いってきまーす」とか言って、4階とかになるとエレベータにお客さんが乗っていないときは使用できて。12時から、18時まで。一度派遣先を行ったりきたりさせられたのはまあご愛嬌ということで。ああ、でも、靴擦れがひどいし筋肉もピリピリ。寝て起きたらきっと立てませんよ僕(笑)さて、そしてさっきまでディズニー・チャンネルでやってた『ギルバート・グレイプ』を父さんと姉さんと一緒にちらちら見てました。ディカプリオが良いカオするんですよねぇ・・・知的障害者の役で。良い映画です。難しいけど、心が締め付けられるようなというより、心が引き裂かれるような感じ。それから、今週の情熱大陸は嵐の二ノ宮くんでした。あの人は天才なんだろうな、きっと。「なんとなく」なんて言ってみたいものですよホント。なんとなく、でなんでもできる人は天才なんだと思う。なんとなく、なんて言葉は計算式でなく答えだから、数学の問題を数式を解かずに答えだけ引っ張り出してくるようなもんなんだ、天才ってヤツは。と、天才について語ると自分が凡人だなって理解します。天才というものは、一般とは異なった思考順路を持つんだろうなぁ。だから変人と呼ばれるんだろうな。凡人が整備した道を外れるから規格外なんでしょうなぁ。うぅん、でもそれ言っちゃったら順路なんて無数にあるんですけどね(苦笑)さて、そろそろいい加減に寝ます。明日こそは色々終わらせたいな。しかしともかく、喉の痛みと咳がなんとかなって欲しいです。咳が・・・止まらない・・・ような・・・。体温計は例によって行方不明です。ほんと、また風邪とか勘弁なんだけどなぁ・・・orzでは、おやすみなさ~い! [0回]PR