忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

命がけのゲーム。

えー昨日は頑張って8時間働きました。
1万円もらいました。正直微妙ですハイ。
帰りの電車賃で1000円もらえたのは嬉しかったけれど、家に帰りついたのが7時半とかでちょっとへろへろでした(汗)帰りに納豆を買ったのですがまだ食べれてないorz
一緒に帰ったお姉さんが綺麗な方でちょっとうはうはでした。といっても3歳しか違わないんですけどね。
いやしかしいろんなお客さんがいるのでほんと勉強になりますね。本当に世界は広く世間は狭い。隣人は聖人ではなく謎の人です。



えーとですね、突然ですがHPを閉鎖しようと思います。。
大分前から考えていたのですが、ちょっとやっぱり忙しいし勉強も遅れ気味だして、身の回りを整理したく、HPの閉鎖を決意しました。
いままで閲覧してくださった方、本当にありがとうございます。



とでも、言っとこうかなと。(笑)
だって今日はエイプリルフールですもん!!!
大々的に嘘をついてもいい日ですよ!!(違)
こんな日に嘘をつかないでどうするんでしょう!
や、どうもしないけどね。

ちなみに部屋は片付いていません。
これは悲しきことに本当です。

ちなみに明日も嘘をつきます。
もし日記が普通に書かれていたら真実です。(笑)

ではそろそろお休みなさーい。
今日はナイトミュージアム観に行ってきます。わくわく♪







アリスを書こうとして外伝ができました。
キャラの定まっていないキャラがでばってきてどうしようかと。まあいいか。
コードギアスを見始めた影響でね、すこし残虐ちっくな風味が追加されました。
ほらガンダムって戦争アニメだから残虐な描写多いし。
そんなわけで残虐な描写がちらりとあるので苦手な方は気をつけてくださいねー。

*****

 命賭けのゲームはすでにゲームではない。
 命賭けの戦いである。

 チェシャ猫は歌っていた。
 それはもう楽しげに。
 だから私はチェシャ猫に声をかけることを戸惑ったし、真実チェシャ猫も声をかけることを拒絶していた。歌うことで、無言の拒否を示していた。
 それなのに。
「死なないの?」
 と、少女は訊ねた。
「死なないよ」
 と、チェシャ猫は答えた。
「ふうん」
 なにが楽しいのか、少女はくすりと笑ってそう相槌をうった。
「なんでそんなことを?」
 チェシャ猫にしては珍しく、人に訊ねるという行為をとった。すべてを見通す目をすべてを知り尽くした知識をすべてを聴いた耳をすべてをすべてを卓越する肉体を持つチェシャ猫は、すべてを語ることを良しとしないでいたのに。
 口を開いたのは、おそらく数ヶ月ぶりだろう。
 私はチェシャ猫の声を忘れかけていたのに。地を這うような、地獄の業火に焼かれる罪人の叫びのような声を、しかし少女はずっと前から知っていたかのようにごくごく当たり前の表情で受け入れた。
「そんなこともわからないの?お馬鹿さんね」
 さも当然だというように少女はくすくすと笑い、チェシャ猫はやれやれと肩をすくめた。
 まるで旧知の仲のような。父と娘のような。そうして恋人のような会話だった。
「ねえ、どうして殺したの?」
 突然だった。
 振り返った少女は無垢な笑顔を浮かべて私に訊ねた。
「ねえ、どうして?」
 純粋と残酷はイコールで、無垢と残忍はイコールだ。
 しかしそれらはすべて異なるもの。
「………………」
 返答に困った私はチェシャ猫に視線を投じた。逃げだといわれても否定しない。
 私は元来子供が苦手なのだ。
「そんなこともわからないの?お馬鹿さんだね」
 チェシャ猫は少女の台詞を復唱した。チェシャ猫なりの助け舟は、少女に対してとてもよく効いた。
「うるさいわねぇ!」
 少女はべーっと舌を出してあかんべえをするとワンピースを翻して去っていった。裾が真っ赤に染まったワンピース。その染料は紛れもなく私の足元に転がった最早人ではないものから溢れ出したものだ。
 チェシャ猫が私を見つめていた。
 言葉にするなら「いいのか?」といったところか。チェシャ猫は口数が少ない上に言葉にしても真意が掴み辛い。
 甚だ付き合いづらい人種である。
 人はそれを天才と呼称するのだろうか。
「いいのよ」
 私は嘯いて息を吐いた。
「それより、貴方はいいの?」
 チェシャ猫はそっぽを向いた。突っ込んで欲しくないところなのだろう。
「まったく」
 苦笑する。
 少女といいチェシャ猫といい――帽子を被ったウサギの少年といい。
「狂っているわ」
 私は断頭台に乗っかったままのトランプの兵の首を蹴ってどかした。白薔薇を植えるなんて悪趣味もいいところだ。赤い薔薇を植えろと命令したのに、馬鹿なトランプ兵は白い薔薇を庭園に咲かした。
 だから犠牲者が増えるのだ。
「狂っていると」
 チェシャ猫の耳を塞ぎたくなるような声に顔を上げる。三日月の端に腰を落ち着けて月見酒ならぬ月見紅茶と洒落込んでいたチェシャ猫は、こちらを向いてニタリとその大きな口を歪ませた。
「狂っていると――そう思っているのは君だね」
 チェシャ猫の口は真っ赤だ。
「果たして狂っているのは君なのかい?それとも――君の世界が狂っているという可能性は?」
 断頭台に乗ったトランプ兵の体を蹴ってどかした。早く斧を洗うように言わなければ刃が錆びてしまう。刃が錆びてしまっては首をはねることができなくなる。
 少しだけ、チェシャ猫の声が耳に障る。
「戯言、かねぇ」
 ニタリと笑って、チェシャ猫はティーカップを傾けた。
 トランプ兵はスペードの4だった。


Title of "Out of order."
end.

拍手[0回]

PR