たとえばの、はなし 何度も涙が出てくるので考えてみた。 人っていうのは個人差はあれ、愛される容量が決まっていると思うのです。何人に愛されたとか。どれだけ深く愛されたとか。そういう愛されることの限界値が人にはあって、それがいっぱいになっちゃうとその人の寿命がくるのです。生物学的な寿命ではなく、その人の一生がそこまでになるのです。だから、たくさんたくさん愛されると死んでしまうのです。人によって限界値に個人差があるから、どれだけあればいいとはいえないけど、きっとそれは愛されたという証拠になる。だから、きっと彼は愛されていたんです。いろんな人が彼を大好きで、愛していて、でも愛される限界まで愛されちゃって、でもそれは全然悪いことじゃないんです。だって原因ではなく、寿命だから。つまるところ彼が死んだのは、たくさんたくさん愛されたからなんです。・・・なんて考え方をすれば少しは(自分が)楽になるかと思ったけどそうでもなかったです。でもかれが愛されていたのは紛れもない事実で、それはカウントダウンや色んなところで証明されている。どうして死んだんだ。と思ってしまう。それは悔しさと、疑問なのです。 [0回]PR