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ヽ(’▽’)アンケート終了のお知らせ(’▽’)ノ

 カリブの海賊のような男が、前に出る。
 美丈夫はその身を弾丸に変化させるかのように、身ひとつで突進してきた。
「チェシャ猫に食われてしまえチェシャ猫に食われてしまえチェシャ猫に食われてしまえ! チェシャ猫はすべてを知っている! 白いrabbitにも黒いrabbitにも捕らえられることのな――」
 走ってくる美丈夫と、美丈夫を迎えたジャックがぶつかった。
 美丈夫の開かれていた目が一層見開かれ、わなわなと震える唇から鮮血が零れた。
「どうしてお前達がここにいやがるんだ?」
 力なく崩れる美丈夫の向こうから兎が尋ねる。
「貴方こそ、何故このようなところに?」
 答えるジャックが腕を引くと、美丈夫が地面に倒れ伏した。地面を血で染める美丈夫は、それでもなお、言い募る。
「dreamを壊すと痛い目を見るのはaliceなのに……catに食われてしまえ……White rabbitもBlack rabbitも食われてしまえ……そしてIはrabbitに……なる、ん…………だ」
 美丈夫の高い鼻の頭を涙が伝う。
 彼は――ウサギになりたかったのだろうか。どうしてウサギになりたかったのだろう。ウサギなんてものは、ウサギなんて、そんなものは――。
「俺はどこにでも存在する」
 兎とジャックは美丈夫の言うことなど気にもしない。というより、そもそも美丈夫の存在など取るに足りないものだと私に言い聞かせるように、美丈夫の存在そのものを抹殺していた。
 ジャックの引いた腕の先、その手には血のついたサーベルが握られているというのに、だ。
 孤独を垣間見た気がして、私は悲しくなった。さっきまであんなに怖かった美丈夫に同情した。手を差し伸べるべきか迷って、迷って、迷って、結局手を伸ばさすに、私は、自分でも理由のわからない涙を流した。
 その涙は、美丈夫に手を差し伸べない自分に対する、罪悪感かもしれない。
「……まあいいでしょう。それよりもサングラスを壊すなんて困ったものですね」
「壊したのはアリスだぜ」
「アリスが壊すように仕向けたのは貴方ではありませんか?」
 ジャックが美丈夫を足蹴にする。くぐもった唸りを上げる美丈夫は、どうやら息絶えてはいないらしい。
 ふと、ひどく残念に思った。
 私は最悪な奴だ。

Title of "What a slime I am!"
To be continude...?
*****

久しぶりのアリス。
一時的に見失ったけど、紙copiに残っててよかったよかった。

なんで何も用事ないはずなのに出ずっぱりなんだ。
翼です。


アンケート終了しました!ご協力感謝いたします!!
コメントもありがとうございました!手厳しいお言葉も糧にさせていただきたく思います!><
さー3月入ったら書くぜーい。

アンケート2の結果、血出しレベルまではOKということみたいなので、そこをボーダーラインにしたいと思います。
アンケート1の結果がちょっと嬉しくもあり。ここのところブログが不定期でほんとすみませんです(汗)


あ、あと。
卒業確定
しました!!!!わーい!よかったよかった!!!!(拍手)
よかった・・・よかったけど・・・ゼミの発表物が除名になった場合卒業どうなるんだろう・・・そのときに考えるしかないか。
除名になっても悪いのは僕だし、罰が受けられる身分なだけまだいいと思う。
後ろ振り返っても意味がない、反省はしても後悔するなと姉さんは言っていたし、1月から前向きに、と頑張ったけど。
うーん、やっぱり努力って、(自分限定だけども)人に認めてもらえなければ努力ではないように思える僕には、胸を張る強さはないや。
嫌われたくはないけど・・・どうしたものかorz


とりあえず書類作らないと、だ。
人生に再出発というリセットは可能だけれど、時間は取り戻せないからなぁ。

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