無題

　私にとって、思い出すということは酷く困難なことだ。
　否、私にとってはむしろ、他の皆がどうしてそうも容易く思い出すことができるのかということの方が不思議でたまらない。
　どうして覚えていられるのか。
　総てを片端から忘れていく私には、どうして覚えていられることが不思議でたまらないのかということを思うことさえも、何故なのかはわからないけれど。
「一番最初のトランプの女王は何をしていたの？」
「……貴女がそれを聞くの？　アリス」
　私が問えば、金の髪の彼女が怒ったような声を出す。
　私は怯まなかった。
　忘れていることは、思い出すことができないから忘れているのだ。思い出すことができないのなら、誰かに聞いて知るしかない。
「トランプの女王について、私は何も知らないもの」
　忘れてしまって覚えていないことは、もとから知らないことと同じだ。
　そう言った私を否定したのが誰だったのかさえ、忘れてしまった私は覚えていない。
「アリス……貴女という子は……！」
　カタンと椅子が鳴く。立ち上がった金の髪の彼女は俯いていてその表情はわからない。
「アリス」名前を呼ぶは白き耳を持つ帽子を被った少年。「女王を怒らせてはいけないよ。君が傷ついてしまう」
「どういう意味？」
「女王は君のことが大好きってことさ」
　白いウサギの言葉は相変わらずよくわからない。私はわからないことばかりで段々と疲れてきてしまった。
　金の髪の彼女は俯いたまま。
　俯いたまま、呟くように、けれど声ははっきりとしていて。
「――薔薇を囲う女王の命により再度の選定を」
　赤と黒と白で模られた、トランプの女王がニタリと笑う。
「眠りに守られた茨の姫を退かせ、愛しの少女を玉座に座らせましょう」
　ちょっと待て、と思った。とても嫌な予感がする。これ以上ないほどに、有り得ないくらいに、予想の範囲内を進み続けるような嫌な予感が。
　私が静止を呼びかける声を発する前に、その台詞を吐くのはやはり金の髪の麗しき彼女。
「新しき女王の選定を此処に告げる。意義のある者は即刻申し立てるが良い、さすればその首切り落とし、白く黒い赤の城に飾られん。白き薔薇と黒き薔薇、赤き薔薇に守られて、無数首は笑みを浮かべ、次代の女王は青い薔薇にその身を捧げるだろう。"奇跡"の名の下で新しき秩序の誕生を"神の祝福"を以って呪いの言葉を吐くは長き記憶を引き継ぐ歴代の女王。今此処に新しき女王の候補者の名を告げる」
　顔を上げる金の髪の彼女。
　その目は、血の様に赤かった。
「彼の者の名は――」



Title of "Blond sadness"
to be continued...?
*****
そろそろ次へ行けそうだな。



眠々打破がきかないことを身をもって知った翼です。


貫徹で学校へ行きプレゼンしてきましたー。
って、プレゼンはしてないけど。ＰＰＴ垂れ流しただけだけど。
もう本当に、声出なくなった前回のプレゼンがトラウマになっちゃってるんですよね…orz
ＰＰＴのアニメーション使ってゲーム紹介だけしてきました。あ、最初と最後ちょこっと喋ったけど。
極度に緊張すると本当に寒くなるなーと思いつつ、なんでクソ暑いのに凍えにゃならんのかとも思ったりぐるぐる。でもうん、なんとか終わったのは終わった！
でもね、授業がないためプレゼンを見に来ていた後輩曰く、「さっきドアの外ですれ違った人（今回のプレゼンはＯＢの方等も来てたけど、その人かどうかはさっぱりわからない）が、「さっきの秋吉って人の面白かった」って言ってましたよ」と言ってくれてうはうはしました。すごい嬉しかった(*ﾉﾉ)

さーてこれから発表した分のゲームを企画書に作り直さねば！それ以前に課題とか課題とか色々ヤバいぞ、自分！



・・・テストが終わったら・・・いっぱい遊ぶんだぁ・・・。
そんなわけでちょっくら追記にメモ。


うー　　んと。




【本】
オーフェン（プレオーフェン）
空の境界
京極シリーズ
戯言クビキリ
聖☆お兄さん

【動画】
マシュランボー
コードギアス
マクロス（ランカダンス）
「ペイル・コクーン」「水のコトバ」他吉浦康裕氏監督ＤＶＤ（購入予定）

【就活】なんとなく当て字
木星
賢いシステム's
ア||カ

とりあえず賢いシステムズさんのとこかな。
東京のゲーム会社探してみようかなぁ・・・・。
なんだか就活してるとどんどん自分に自信が無くなっていく上に、やりたい仕事の幅が狭まっていく気がする・・・。
ストーリーライターになりたい。

【他】
スカイプ
イラスト（掲示板）
ＤＴＭ
関連付けマシン（フリーソフト）


あ、27日の角川さんイベントのこと聞きに行かなきゃだ！