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書くことが、僕の誇りだ。

一応今回も追記にアリス。
相変わらず残虐表現の程度がわからないー・・・orz
どこまでぽんと載せて平気なんだろう・・・。


リボーンをすごい勢いで見ています。
やっとランチアさんとザンザスさんの違いがわかった。顔のペイントだ。(ぇ
僕も強風でもふっとばないカーディガンとか欲しいです。


翼です。


自販機でSOYJOY買ったら、中に商品が入ってなかった。
帰りしに雨に降られた。
まあ、予想通りさ!!(`∀´)いいもんね、今日はそんなに凹まなかったから。


明日明後日と就職説明会。
休みないな、意外と。

なんかに挑戦してみたい。もっかい小説の応募とか送ってみようかなぁ。


HDDを入れ替えたら、iTuneのプレイリストがぶっとんでいたりしてちょー面倒くさいです。うああ、もっかい作り直しなのかコレorz
他にも色々と環境が変わっているので、環境戻さないと。どうでもいいけどグーグルおじさんを使うとIEが落ちます。何故だ。Safariを使えということなのか。畜生。
来週になったら「L」が使えるキーボードがもらえるらしいので、少しは効率上がるかな。右のシフトキーなんて片手操作のときしか使わないからなんとかなるだろう。
それよりもリリィさんのパネル部分が使えなくて微妙だ。マウス買っておいて良かったー(汗

・・・なんでこんなにボロボロなんだ、僕のパソコン。





そういえば母の日にはカーネーションをあげました。  

[アリス]



    



 金の髪の彼女が斧を振るう。
 首が落ちれば、私も生きてはいないのだろうか。
 首が落ちれば永遠に生きられるのは歪みの国での話であって、私がいるここではない。つまるところ、首が落ちれば私は死んでしまうのだろう。
 だが私は、金の髪の彼女の斧を拒むことが出来ないでいた。それはその場に充満した血の臭いのせいか、それともその場に充満する青薔薇の匂いのせいか。
 私は、動くことができないでいた。
 否。
 動く気が、なかった。
 だから金の髪の彼女の斧が首の皮を切ったとき、ただ呆然と終わったのだと思った。
 ――その声を聞くまでは。
「お止めなさい」
 声の主は私の目の前にいて、金の髪の彼女の振るう斧を人差し指と親指で挟んで止めていた。ピタリと動きを止めた斧は、そのまますい、と前に引かれる。
 ……たす、かった……。
「アリス、泣くのはお止め下さい。これでは私が善良な人間のようです」
 言われてはたと、自分が涙を流していることに気付いた。そうして首に絡む金の髪の彼女の腕も解かれ、声の主の指に放された斧と共に視界から消える。
 私は目の前の――ハートの11を呆然と見上げた。
「アリス、泣いてはいけません。誰かが溺れてしまいます」
 ハートの11が私の目尻に指を這わす。涙を拭う仕草はやや乱暴だ。誰かの所作を真似ようとして、上手くいかなかったという感じだった。
「首を切り落とすのは次は貴方の番のようね」
「私は拒否させて頂きます」
「……拒むことが可能だと思っているの?」
 ハートの11に抱きかかえられるように、私は腰を上げた。振り返って見た先で、金の髪の彼女が怒りに燃える瞳を真っ赤に血走らせていた。
 まるで、怒っている。どうしようもなく。包丁を振り回す双子より、トランプの女王や椿姫より、その怒り方は恐ろしい。静かに燃え上がる怒りというものは、噴火直前の火山のようだ。
 一度噴火してしまえば、取り返しは付かない。
「断頭台に横におなりなさい」
「お断りさせていただきます」
「断頭台に横におなりなさい」
「私めはハートの11に御座います」
「断頭台に横におなりなさい」
「私は、ハートの、”ジャック”で御座います」
「ならば断頭台に横におなりなさい、ハートのジャック」
 金の髪の彼女は怒り狂っている。
 私は恐ろしくなって身を引いた。やっと先ほどの恐ろしさを自覚して、そと首筋に触れる。どっと冷や汗が噴出した。安堵と同時に襲ってくる止めどない恐怖感。もしも……もしも首を切られていたら。――……怖い。怖い。怖い――!
「……い……いや……」
 ハートの11の裾をぎゅっと握ってその背に隠れる。
 目を真っ赤にして怒りに燃える金の髪の彼女は、トランプの屍の山を背にして斧の柄を握り締める。
「アリス。皆のアリス」
「な……なに……」
「私は”ジャック”で御座います」
「……うん」
「”ジャック”の意味をご存知ですか?」
「え?」
 そっと、ハートの11は私の手を外す。
 風が吹いた。
 生暖かい風は私の髪を揺らして、斧を持つ彼女の金の髪を揺らして、トランプ達の命の灯火を揺らして。
 そして、血の香りと青薔薇の花の香りを運んできた。
「青い薔薇の花言葉をご存知ですか?」
「青薔薇の……花言葉……」
 ハートの11が振り返る。
 怒りに燃える金の髪に背を向けて、同胞達の残骸に背を向けて、私の足元に跪く。
「ジャックより、アリスへ」
 そうしてハートの11が差し出したのは、青い薔薇を何本も使った花束だった。



Title of "Knave"
To be continude...?
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