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哀色の雨は、進路も退路も阻むどころか蝕んで、そこに広がる雷のライトアップ。

 それはたしかに魚だった。
 体長はひょっとするとスコルを軽く超え、その体躯は戦車を想起させた。言葉にすればただひとつ、「とてつもなく大きい」。
「さ……魚?」
「魚だ」
「魚だ」
 双子は言って、互いに手を握り合った。
 魚は光を放っていたが、だからこそ魚そのものは影で形作られていた。巨大な影がゆっくりゆっくりとこちらへ向かってくる。ひどく鈍い動きのように思われた。
 しかし、それは、音もなく、滑るように近づいてくる。足早に、すぐそばなで来ているのを気付かれないような俊敏さと、抑えた気配。
「くるぞ」
「くるぞ」
 キラリと包丁の刃が光る。鈍く光る、直径が一メートル弱の鱗。
 それはもう足元を覆っていた。双子が僅かに息を呑む気配。
「アリス」
「アリス」
 双子は同じ眼の色をした瞳で私を見つめる。
 そうしてまた、同時に口を開く。
「「逃げていろ」」
 言われて私は頷き、後ろに下がろうと足を動かして――はたと目を開いた。
 物理的に、人が移動するためには足を動かして地面を蹴らなければならない。それなのに、この空間には地面が、ない。
「どうすればいいのよ……」
 ゆっくりと首を持ち上げた魚に、私がなす術はない。


Title of "Big fish."
to be continude...?
*****


あい、翼です。 今晩はどうも。

もう眠い眠い;;
久しぶりにバイトにいったら、休憩室にお土産がいっぱいあった。
東京ばななは大人気です。


帰りに、買い物に行こうとおもったら夕立が降ってきたので、夜ま待ってました。雨自体は嫌いじゃないけど、外移動するときに降ってこられるととたんに嫌いになります。でも匂いとか音は好きだー。
で、帰りしに雷ゴロゴロ鳴ってたんですが、買い物行くときは雨は上がったものの、雷がちかっちかしていてとてもキレイでした。
なんかイルミネーションじゃなくてなんだっけなぁ、なんていうかこう、光だけなんですよね、音がなくて。
一瞬横に走る電撃も見て、ちょっと感動でした。雷ってあんなにキレイなもんだったんだなぁ

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