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black out

「アリス」

 彼の名前を呼ぶ声を覚えている
 そんな気がする。
 暗闇の中では前後左右上下、すべてが不明瞭だ。


「アリス」

 彼の名前を呼ぶ声を忘れてしまった。
 そんな気がする。
 曖昧な浮遊と足元への移動エネルギーが体を支えている。私の輪郭を辛うじて保っている。

「――――」

 彼が何を言ったのか、結局私は問いただせていない。
 結論として彼とチェシャ猫との関係はわからなかった。
 チェシャ猫の話はしたくないと、凛とする声を翻しドアを抜ける後姿は、ぼんやりと黒色の兎を思い出した記憶とともに、オルゴールの中に閉じ込めているはずだ。

 ――……。

 私は暗闇の中に揺蕩うまま、時計の叫び声も聞こえない空間でぼんやりと漂っていた。目を開いても閉じても同じ視界。
 退屈だ、と思った。
 絵が見たいと思った。空が見たいと思った。光が見えないのは悲しいと思ったし、誰もいないのは泣きたくなるくらい寒いと思った。自分の存在さえも失いかけていることを自覚しながらも抵抗しないことは、なんて寂しいことなんだろうと自分を慰めた。
 違和感があった。自分自身に。
 声が聴きたいと思った。小鳥の声が良かった。水の音も聴きたかったし、カエルの鳴き声でもいいとさえ思った。
 何かして欲しかった。ただ、無性に寂しかった。
 その中で、聴こえたものが、幻聴であればいい。
「あ」
「あ」
「アリスだ」
「アリスだ」
「いたな」
「いたな」
 暗闇の中で、包丁がキラリと光ることはない。 
 

Title of "reencounter"
to be continude...?
*****
会えたー!(嬉


どもども翼です。


起きて毛染めを買いに行き、TROGの集合時間の直前に髪を染めてちょっと慌ててしまいましたがなんとか間に合いました。
いやあでもホント時間かかるなぁ、アレ(~w~;楽しいけど。
もうちょい勉強しないと会話についてけなくなりそうなので、基本的なルール呼んでTRPGのログ読み返そうかと思います。
なんつーかボクは向上心と知的欲求が乏しいんだよなぁ。
まあとにかく月曜火曜とテストのはずなのに、ほぼ12時間ぶっ通しで冒険し、夜が明けてしまいました。
勉強って不味いものが食べたくなります。色々ヤバヤバ。


さて、一旦寝て美容院へ行ってきます!頑張って電話したんだ、ホットペッパーの切り抜き忘れないようにしないと。
ざくざく切ってもらうぞー!!

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