すみませんがそこの優しい人、ちょっと僕を救ってくれませんか? 思い出すという行動は、記憶した情報を探すところから始めなければならない。 とおいとおい場所で見失ってしまった私の記憶は、いつの日か波打つ思考の渦に巻き込まれて消えてしまう。 だからその前に、海の中へ沈んだ記憶の欠片を引揚げるための釣竿が必要になってくる。果ての無い広大な大海の中に沈んだ記憶の断片でも欠片でも、なにかを引揚げるための釣竿が、すぐに記憶を海の中へと落としてしまう私にはどうしても必要だった。「その役目は僕がしたいな」 そう言って柔和に微笑む少年には見覚えがあった。 長い耳に白い肌。幼さの残る声と柔軟に動き回る成長期も迎えていない小柄な体躯。そうして被った帽子を揺らしながら、私の周りを駆け巡っては言うのだ。「僕を君の一番にしておくれ」「僕を君の特別にしておくれ」「僕を君の好意の対象にしておくれ」「僕を見続けておくれ」「僕は君の為ならば何でもしよう」「僕は君の為ならば価値さえも捨てよう」「僕は君の為ならばこの命すら惜しくない」 そして、その後に続く言葉。 帽子を被った少年はいつもいつも、その後にこう言うのだ。「何故なら僕には君が不可欠だから」 と。 悲しそうな響きを伴っては優しい鈴の音のように少年はその言葉を謳う。 必要でなく、絶対でなく、一部ですらない。 欠くことの出来ない存在だと、少年は私に向かってそう言うのだ。 だから、と。「僕を君の一番にしておくれ」「僕を君の特別にしておくれ」「僕を君の好意の対象にしておくれ」「僕をずっとずっと見続けておくれ」「僕は君の為ならば何でもしよう」「僕は君の為ならば価値さえも捨てよう」「僕は君の為ならばこの命すら惜しくない」 何故なら。 ――――……。 多分、おそらく、きっと。私は今何よりも思い出したくない記憶を復活させてしまったのかもしれないと後悔した。「アリス、気をつけろ」 気遣うスコル(左頭)に首を振るだけで応え、私は後ろを振り返った。ド派手に空いた壁穴から覗くのは、崩壊の一途を辿る螺旋階段だ。否、崩壊というよりは消失と表した方が正しい。螺旋階段に沿って、まるでその形を崩さず存在だけ消してしまうような情景に、私の腰にしがみついたダンが声をあげる。「すごく綺麗だよアリス!」 卵の殻が少し痛かったけれど、私は何も言わなかった。そうねとだけ返して、さっきから甲高い声をあげ笑い続けるスコル(右頭)に平手をかます。「いままでどこにいたの?」「お前がそれを言うのか、アリス」 呆れたような声に一本羽をむしってやろうかと思った。しかし痛みに任せてスコルが落下しかねないのでやめておく。「とにかく飛んで」「どこに?」 三人分の疑問符が声をあげた。私は後ろと前から発せられたその問いに答えるようにスコルの首を叩いた。「トランプの女王に会いに行きましょう。私たちは双子を助けるためにここへ来たのよ」 意を決して吐き出した言葉。 それはなによりも力強く私の口から吐き出され、そして後ろからは力強く肩うぃ落としてくれるような声が届く。「……アリスが双子を連れてきたんじゃないか」 ダンの言うことはごもっともだ。Tittle of "Memory"to be continude...?*****最近もうほんとに遊びすぎ(汗東京に行くための資金がこれっぽっちも溜まってません(゜∀。)アヒャ(笑えない昨日ですが、バイト終わりに友達からメールがあったんで土砂降りの中を祇園祭に行ってきました!もうジーパンの裾がどでかい水溜りに突っ込もうが、スニーカーの中が濡れたところじゃなく水浸しとか気にしない!久しぶりにあった友達(ネッ友)と、そのお友達さんが一緒だったんだけど楽しかったー!お友達さんのテンションが(笑)えっとー、たこやきとそば入りたこせん(たこせんにソバと目玉焼きがはさんである)と友達のイチゴ飴をもらったりしました!行って良かったほんとー(~v~*)前日まで祇園祭がいつか知らなかった人間ですからね。メール来なきゃ今年はスルーでしたよ(苦笑)メールくれてありがとう友よ!今年もリンゴ飴ゲットだぜ!!☆そんなことがありましたvv目があった焼き鳥屋のおっちゃんに話かけられて一本100円の焼き鳥(小)を「50円なら買う」と言って冷やかしたり(こらでもやっぱり雨すごかったから出店も少なかったです。そのなかで浴衣を着ているおねーさんおにーさんには脱帽だなぁ(´・ω・`)ただひとつ・・・かき氷を食べ逃しました!(゜言゜;;; ちぇー!そして帰ってきて夜に別のネッ友に絵茶に来いと言われていきました。なんでしょうね、ペンタブもマウスもなしで描いた僕を誰か褒めてくれ。(胸張り)指死ぬって!(笑)そんなここ2日。とりあえず目下の目標は金儲け。どこかにいい話転がってないかなぁ。(ぉぃ [0回]PR