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くすんだ欠片をさらに砕いて地中深くで燃やしてしまおう。

一体僕はいつになったら遅刻しなくなるんでしょうかという淡い希望はいつか消えてしまうでしょう。
ぶっちゃけ僕が朝受講時間に間に合うように学校に行けるようになったらたぶん季節外れの梅雨がやってくるでしょう。
雨降りまくり。


7月18日の今日も拍手ありがとうございました!
これからも頑張っていきたいと思います!



今朝は母さんがお弁当のおかずを作ってくれて、それを弁当箱に詰め込んで学校へ。金欠は今日までなので、やっとこさです。
それにしても今日は朝から天気が悪くてテンションが下がっていましたが、帰りには晴れててテンション上がってました。
携帯忘れて学校に行っても、友達のメールの返信が出来なかったり、母さんと買い物に行って服を買ってもらうチャンスを逃したくらいで、とくに支障はなかったです。

システム概論も英語もテストがあるのでちょっと凹んだり。
そういえば英語のレポートが来週提出期限だ・・・忘れそう(((@л@)))

放課後にIT技法の補習があったのですが、先生曰く「テストもないし出たからって単位に関係ないから、自分でで出来てると思うなら別にいいよ」らしいので、お言葉に甘えてさくさく帰ってきました。
そして帰ってきてオーバーニーにでっかい穴が開いてるのを見つけてけっこうショックでした。買いなおしかなぁ。薄くて気にいってたのにな。

で、帰ってまずやったのがMicMac。レベルが10にあがりました。2次転職はレベルいくつで出来るのか・・・。
それからぜのサーガ。今回ムービーが少なくて凹んでます。EP1とEP2のムービーが豊富すぎたために、今回は"観て楽しむ"ことが出来ないからテンション下がるなぁ。やぱりユーザーへの嫌がらせなんだろうか。とにかくさっさと終わらせたいと思います。

そういえばもうすぐ丑の日ですね!
今日の晩御飯はウナギでした!白ご飯が多かったよ、ひゃっほい!



ああ、それにしても時間があるっていいなあ。
遊ぶことしかやってないけど、やっぱり好きなことしてるのは心の洗濯になりますね。
課題もやらないとなー。









-------------------------It is yesterday's continuation.---------------------------
No.3

 雨粒落ちる音が好きだとセナは言った。
「赤ん坊がぐずったとき、テレビのホワイトノイズ――つまり砂嵐の音を聴かせると、子供は途端に泣き止むらしいよ。それは砂嵐の音が、胎児が母親の胎内で聴く、静脈を流れる血液の流れに似ているからなんだって。同じように、掃除機の音で泣き止む子もいるらしいよ。僕は雨音も同じだと思うんだ」
 軒から垂れ落ちた水滴は、足元のコンクリを侵食していく。その様を見ながら、僕は降りしきる雨の合唱に紛れたセナの声を聞いていた。
「安心するんだ。妙にね、ほっとする。静寂ではない静けさっていうのかな、心を落ち着かせてくれる気がするんだ」
 セナの声はいつも僕の心を、意識を惹きつける。まるでそれが世界のすべてだというような錯覚に誘われる。だが僕も馬鹿じゃあない。セナの声はただ彼の声帯から発せられる空気の振動だということは、誰に諭されることもなく知っていた。
 だが、セナの声はどうも僕の頭によく響いた。
「僕は青空の方が好きだな」
 ぐずついた雲はしつこく、ただでさえ天気が悪いのに更に気分を下げてくれる。
 僕が灰色の空を見上げて意見を言えば、セナが笑った。
「健全だねえ」
「どういう意味だよ」
「いやいや、別に。僕も青い空は好きだよ。吸い込まれそうになるよね」
「綺麗だし」
「落っこちそう」
「え?」
 僕はセナを振り返った。童顔の割りに大人びて見えるのは、年齢よりも落ち着いた雰囲気を持っているからかもしれない。
「小学校の時とか、考えなかった? ほら、鉄棒で逆さまになって見た空に、落っこちそうになる錯覚」
「ああ…そういえば、ちょっと怖かった」
「でしょ。僕も怖かった。あれ落っこちたら大変だよねえ。成層圏まで何1000メートルあるんだって話」
 からからとセナが笑った。
 僕は冗談じゃないと眉をひそめる。それを見たセナが余計にわらい、僕がセナを睨みつけてやっと笑いが止んだ。
「ごめんごめん。でも大丈夫。落ちてく途中で普通は気を失うから」
「そんな現実的な話いらないよ」
「でも現実から目を背けちゃいけないよ?」
「……………」
 セナの発言はふざけているのか真面目なのかいまいちわからない。しかも彼は自覚のある上でわざとそうやって本意を悟られないようにしている節があるので、余計にタチが悪い。
 僕は半眼でセナを睨めつけた。それに肩をすくめて応え、セナは真っ直ぐに雨を見つめた。
「まあ、それはそれとして」
 しとしと、というよりはさあさあという音を立てて雨が降っている。
 公園の屋根つきの休憩ベンチ(とっても木製だ)にいる僕は、まるで外界と遮断だれたような錯覚に陥り、口を閉ざしたセナを振り返った。何を言おうとしたんだよ、と視線だけで訴えれば、セナは、僕の意図を掬いきれなかったのか、それともあえて捨て置いたのかはわからないが――多分後者だと思うが――笑ってみせた。僕は少しだけ驚いた。セナがあんまり寂しそうに笑ったからだ。
 セナはいつもにこにこと陽気な笑みを浮かべている。もともと掴み所のない奴で、翳りのある表情を見せないだけに、その違和感を僕は持て余した。
「なんだよ…」
「アクタは、僕が死んだらどうする?」
 いきなりだった。僕は昨日買ったばかりの漫画雑誌で読んだヒロインの台詞を思い出した。
「…いきなりだね」
「いきなりだね。でも僕らの会話なんていつもいきなりじゃない?」
「そうだけど…」
「なら、質問の答えを聞かせて欲しいな」
 にこにこ。にこにことセナはとびきりの笑顔を顔面に貼り付けながら僕を見つめる。
「僕が死んだら、どうする? 泣く? それとも笑う?」
「――そうだね…じゃあ、笑ってあげるよ、思いっきり声上げて」
 ニヤリ、と口角を持ち上げてそう言うとセナが大げさに肩をすくめて見せた。
「ひどいなぁ。まるで笑い者にされる気分だ」
 冗談じゃない、と今度はセナが眉をひそめる。それを見て僕は笑った。
「じゃあセナは僕が死んだらどうする?」
 こういう台詞は相手にも言うべきだと僕は思う。ifの話は大概の場合現実になったら笑えない事象を持ってくる事が多い。もしも目の前の相手が死んだら…なんて嫌な想像は、気分を降下させるし、それならば相手も気分を害すべきだと思う。カウンターは覚悟すべしだ。
 セナは顎に手を当て、うーんと唸るとすこし考える動作をしてから顔を上げた。
「その心配はないよ。君が僕より先に天国へ召されることは有り得ないね」
「どうしてさ」
 僕は眉間に皺を刻んだ。
 セナの根拠の無い自信はいまに始まったことではないが、その自信はいつも後から根拠が見つかる。それは偶然か必然か、いつもセナ自身が根拠たる根拠を作り出していた。だからもしかしたら今回も――。
「アクタ、君、自分が言ったことはちゃんと守りなよ?」
「なんの話さ」
「僕が死んだら、笑ってやるって」
「もしもの話だろ」
 口調が荒くなるのは自覚していた。けれど抑える事が出来ないのは、セナの言葉に不安を覚えるためで、一番の要素は彼の言葉は現実になることが多いからだ。
 僕は焦る気持ちを自覚していた。けれど焦ってもどうしようもないんじゃないかと、頭の隅で理解していた。
 どうしてか、僕のなかでセナは絶対的な存在だった。
「セナ、知ってる?」
 僕の反応を少しも気にせず、セナは言う。
「なにを?」
「僕は超常現象を信じていないんだ」
「は?」
「死後の世界なんて無いと思ってる。死っていうのは人間の機能停止の事象を指す語であって、超常的な――ここでいうのは幽霊とか魂とかそういうものだけど――そんなものは無いと思ってるんだ。そもそも、人間の意識は脳がすべて管理しているんだからね」
 セナは意外と饒舌だ。好きなことを話し出すと止まらない。それは彼の友人達も、彼女であるミカも苦笑するほどだった。けれど彼が話し続けるのにはもうひとつ要因があった。
「つまり、脳が知覚し認識するからこそ、人は生きていると感じる。脳の機能が止まれば生きていると感じることはできないし、またその逆もしかり――そう言いたいんだね?」
 セナの台詞を引き継いだ僕に、セナはとても満足げに頷いた。
「流石だねアクタ」
 セナの話は普通の学生には受け取りづらいことがある。セナはよく「僕の話を理解して会話を続けてくれるのはアクタくらいだよ」と愚痴っていた。普通は小難しい会話を避けたがったり、反論したり、理解はできても会話を続ける事が出来ないのだという。それはセナ自身、付け焼刃のような論理展開で話しているせいだとわかってはいるけれど、それでも話したいのだと言っていた。それでいえば、セナの話を、というよりは彼が何を言いたいのかをちゃんとわかる僕は、最適の話し相手なのだという。
「つまり僕はさ、死んだらそれきりと思ってる」
 僕はセナの話に耳を傾けた。

--------------------------------Sorry... A continuation is next time. ------------

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