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「ごめんね。僕には、君が好きになれないんだ」

 とても悲しそうな顔をしていうものだから、振り上げた手を下ろせなくなった。
 セナのその言葉は、一体どれだけの勇気をかき集めて放った科白だったのだろうかと、数日後、セナの葬儀の場で僕はふと思いついた。
「きっと、大切だったんだろうね、アクタのこと」
 ミカは桃色に転じた頬に一筋涙のあとを残して言った。
 セナが僕のことを大切だから、僕にそう言ったのだと。
「セナの言葉の真意は……私にはわからなけど、でも、セナはアクタのこと誰よりも好きだったもん」
 いつも一緒に居たわけじゃない。嗜好も違うし、付き合う友人のタイプだって異なっていた。
 家が隣同士なんてマンガみたいなこともなかったし、そもそもセナとの出会いを僕は微塵も覚えていない。
 なのに、僕はセナが必要だった。
 ふとした瞬間――たとえば家に帰ってテレビを観ているときだったり、学校で授業を受けているときだったり、友達と話しているときだったり、そんなときに僕は無性にセナに会いたくなった。会って、他愛ない、答えのない話をしたくなった。
「――そういえば、セナ、何か言ってなかった?」
 誰に、とは愚問である。
 セナの両親に挨拶していたミカは、セナの母親に相当ひどい言葉で罵られていたようだ。アンタが息子を誑かしたとかこんな女と付き合ったばかりにとか、昼ドラの怨恨モノに出てきそうな台詞のオンパレード。それでもミカは頭を下げたまま、反論ひとつせずに涙を流していただけだった。
「……覚えて、ない」
「…そっか」
 ずっ、と鼻をすする音が聞こえる。
 黒い学生服に身を包んだセナの友人達も、さきほど僕に話しかけてきた。セナは何か言っていなかったか?と。
 僕は、首を振るしかできなかった。
「どうして…死んじゃったんだろうね」
 ………本当に、どうして、なんだろうか。
 最後に会った公園には、珍しくセナにいきなり呼びつけられて行った。普段ならば事前に待ち合わせをしたり、いきなり呼びつけるのば僕の方なのに、その時はセナが電話をかけてきた。「会いたいんだけど、いいかな」と。
 なにかあったのかと思い行ってみれば、温かいカフェオレ片手にいつもののほほんとした顔で出迎えられた。そうして話すのはいつも通りの答えのない議論。
「セナと、何話したの?」
「……なんだっけな」
「なにそれ。また覚えてないの?」
「セナと話した内容はいつも忘れる」
「最後なのに」
「そう、最後なのに」
「変なの」
 ふふっとミカが笑う。彼女は表情の色が多彩だ。よく笑うしよく怒るし――よく泣いている。
「覚えているのは、その言葉だけだなあ」
「…そうなの」
「ごめんね」
「なにが?」
 ミカは小首を傾げて僕を見る。どうしようもないくらい申し訳ない気持ちになった。可愛いミカ。僕は君に嘘をついてしまった。
「…覚えてないんだ」
「…いいの。だって君はそういう人じゃない」
 呆れ気味に笑う瞳には、皮肉なことに嫌味がない。僕自身をちゃんと見てくれているミカは、セナが生前言っていたように、とても聡明な女性なんだろう。
「ごめん」
 そんな女性に、セナを誰よりも愛していた彼女に、僕は嘘をついた。疲れた顔に赤い目を乗せていたセナの友人達にも、僕は嘘をついた。


------------------------------------------------------------------Sorry... A continuation is next time.




疲れたーー!!!
いってきましたよ祇園祭!すんごい雨降った!すんごい人多かった!
京都駅の時点で人の量半端じゃなかったですからねぇ。よく人酔いしなかったもんだ。

屋店も沢山でていたのでいっぱい食べましたよー。
カキ氷、ジュース、イカ焼き、ジャガバタ、アイス、たこ焼き、エトセトラ。
とくにアイスがCaspi海とかいうお店が出していたもので、天然の素材とかそういうの使ってるらしくて、めちゃめちゃ美味しかったです。
今度お店に行きたいなぁ。

でもって、屋店で見つけたフルーツ飴屋さん!
りんご飴とかいちご飴の他に、みかん飴とかマンゴー飴とか、とまと飴なんていうのも売ってました!
しかもそこのあんちゃんがまた威勢いいのってなんて・・・。
「帰りに買いにきます」と行っておいたのですが、帰りになってそのお店の場所がわかんなくなって、結局適当なお店でりんご飴を買って帰りました。でも買ったお店の少年がとても愛想が悪くてちょっと怖かったです(泣)

一緒に行った友達Tと、もしかしたら二人だけでいくことになってたかもしれませんが、会話が続かないかも・・・と思い「他にも呼んだほうが楽しくない?」と言ってもうひとり参加させました(笑)
Tには悪いけど正解でしたね。
Tとはきっとずっと話してられない。あのテンションというかノリはグループ単位でならいけるけど、一対一だと僕には耐えられない。そして微妙な非常識さがイラつく。そして冗談が面白くない。
なによりずっと歩いてて疲れると、僕の機嫌も悪くなって、相手に冷たく当たっちゃいそうだったし!!
でも嫌いになるわけにはいかないいんですよねー。向こうは僕のこと好いてくれているし、なにより他の友達とも付き合いを続ける以上、Tを嫌いになってしまった僕の精神的負担が増えるばかり・・・orz
それなら無理やりにでも嫌いではないと思い込む方がマシですとも!
ちなみにもう1人の友達は普通ですよ。まだ未知数ですけどね。仲良くなったら良いなぁ☆



・・・なんだか最近愚痴ってばかりですみません。

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