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生まれてくれてありがとう。けれどすぐにさようならだね。

どうもちょーーーーっとばかし鬱っぽいです。
でも自覚あるし大丈夫だよな。うん。

まあいいか。

そんなわけでテンション低めの翼です。


遅くなりましたが拍手有難うございます!
参考にさせていただきますm(_ _)m




今日は放課後に彼氏を待つという友達とともにアバンティへ行ってきました。
白のコートと、ピースナウでずっと欲しかった赤いチェックのキャスケットを買いました。高かったけど・・・満足だ!
そのキャスケットが僕にはすごく似合うんです。(自画自賛)違和感の欠片もないくらい。ぶっちゃけ似合い過ぎてて「似合う」と言われそうに無いくらいに似合ってます。(自画自賛パート2)
でも可愛いし満足だ!!


西尾維新『ネコソギラジカル』の中巻が残すところ半分くらいなので、明日買って帰ろうと思います。ハガレンも発売だしなぁ。



とにもかくにも、生きてます。
まだ大丈夫です。










***********
(*SS製作途中)

 生まれてきた言葉に、さてさて、一体どれだけの意味と意志が内包されているのか、考えただけでも気の遠くなりそうな話だった。
 個人経営の図書館に私が入り浸るようになってもう一ヶ月近くが経つけれど、それでもこの館の蔵書は未だに私を警戒している。
 ひとつ、本を取り出せばその続巻が本棚のあちこちに隠れてしまうし、一話読みきりの本を開けば文字たちがふわふわと宙に逃げ出してしまう。辞書なんてものは調べようと思った単語を辞書から調べるだけで途方も無い苦労を強いられてしまう。――なんで国語辞書のア行の一番最初に載っている単語が"けんかい【▼狷介】"ってなんだ。聞いたこともないよ、そんなの。
「頑張っているみたいですね」
 私がラッセルドンテ著、『空間と時の法則と魔法発動の因果関係について(1)』の――なぜか鏡文字になってしまっている――本文を必死で解読しようとしていると、図書館の主であるボルディーさんが、高価なアンティークの三段トレイと紅茶のセットを、先日私が白いペンキで塗りたくった(残念なことに素人の私の手によるものなのでやたらとムラができている)テーブルと一緒に運んできた。複数の物体をああも難なく運べるなんて器用な人だと思う。普通の魔法使いでも杖なしで複数の物体を浮遊移動させるとなると相当の集中力が要るはずなのに、ボルディーさんはなんのこともないように、まるで日常の一部だとでもいうようにやってのけるのだ。
「アフタヌーンティーにしましょう。今日は随分美味しくスコーンが焼けたんですよ」
「いつもありがとうございます」
 私は手近にあったメモ用紙を本の間に挟み、傍にあった背の低い本棚の上に置いた。次に開くときには鏡文字のうえ、上下逆さまになっているかも知れないけれど……まあいいか。
 今の私にとってはただでさえ難解な内容の、更に本の気まぐれで解読が困難を極める文書の解読よりも、常に微笑を湛えているボルディーさん手作りのアフタヌーンティーの方が大切だった。
「どうぞ、マドモアゼル」
「メルシー」
 引き出された椅子に腰掛けてお礼を言う。ボルディーさんは柔らかい微笑みでもって私の正面に座った。
「勉強の進み具合はどうですか?」
 ポットからカップに紅茶を注いで、ミルクを少しと角砂糖はなしのそれを私の元へ置いてくれた。自分はミルクたっぷりに、角砂糖をみっつ。最初はなんて甘党なんだと思ったけれど、慣れてしまえば気にならない。
「やっぱりなかなか進みませんね。……私には姉のような才能はないので、解読には時間がかかり過ぎます」
「それはそれは。けれど貴女のお姉さんと比べたら、きっと世界中の誰も才能を持っていないことになりますよ。――あの、稀代の魔術師を除いてね」
「彼は規格外でしょう。彼を引っ張り出してきたら、私なんかそこらへんの雑草と同じです」
「そこらへんの雑草に失礼ですよ」
「…………」
 ボルディーさんは優しい笑みで毒を吐く。




*********



そういえば一年前じゃなくて、9月だったんだよなぁ。
日記、残しておけばよかったかなぁ。

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