HAPPY HALLOWEEN!! あー眠い。相変わらず時間が欲しい翼です。ねもいので簡潔に行きます。今日も朝から遅刻です。もうね、ほんとね、ヤバイ。本気で寝る時間を考えなければいけません。今日は学校でハロウィンパーティがあるので、衣装を持って学校に行きましたー。3限目の授業が無かったので、お昼は空き教室にて友達の作ってきていたお菓子をつまみまくりました。クッキーもチョコも美味しかったぁ。みんなでわいわいがやがややってる最中、僕の衣装を見つけた友達が「着てみてー」というので、ジャケットだけ脱いでシャツの上から衣装かぶりました。なんっかやっぱ変だよあれー。でもって何故かレイヤー撮影会みたいなノリに。なんか違う・・・orz仮装とコスプレは違うのですよ。で、僕の写メを撮った友達が彼氏に見せようとするもんだから、待ていこらー!と追いかけっこ。結局見られたけど(笑)でもってそのあとハロウィンパーティでした。やっぱ鴨川とは違う。うちの校舎は気合が違う。アーティスト色の強い向こうの花王社と比べたら見劣りするよなぁ。と思いつつも、僕は魔女っ娘。友達はアリス。「気合はいりすぎ(笑)」とか言われたけど、せっかくある衣装、ここで着なくてどこで着るんだ!と思いつつも、なかなか楽しかったですー☆お菓子食べてジュース飲んで。確実に100円分のもとはとれてる(笑)ゲームとかもあって、お菓子の味当てクイズで生まれて初めて「醤油ラーメン味の羊羹」を食べました。あとイカチョコカレーというお菓子も食べました。どっちも不味かった~♪スタンプラリーではあと一個スタンプがもらえてたら景品があったのになあ、とちょっと後悔しています。うぅ、欲しかったなぁ。あ、でもカボチャはもらいました。ちっさいのだけど、持って帰りやすくて安心した(笑)そして軽音の人が多かった・・・。で、帰りに先輩がなか卵をおごってくれるので6人くらいでなか卵へ。なんだかめちゃくちゃ話して、気がつけば23時・・・ごんだけ喋ってたんだろう。ああ、それでなんか、その先輩にHPのことを教えることになてしまいました。うわあ、恥ずかしい・・・。もしK.S気に入ってもらえたら、こんどネタくださいね、先輩。(と、こんなところで言ってみる)家に帰ったら、姉さんにジンギスカン味のハイチューをもらいました。やっぱり不味かった・・・orzで、どうしてもなにか話が書きたかったので書いていたらもうこんな時間に。NOOO!!!!!!!!シャワー浴びてせめて4時間でも寝ようと思います。あ、HPの方、TOPはもう少しハロウィン仕様で行こうと思います。学際終わるくらいまで。えっと、じゃあ、オワリ。************ 学活の時間に、先生が病院に入院している人に手紙を書きましょうと言った。 これは毎学期ごと、各地区の小学校で順番に行われる行事だ。 初めの頃こそ楽しんで書いていた手紙だけど、小学六年生にもなると、その行事自体に対して思うことは「めんどくさい」の一言で、しかも今回はクリスマスが近い(といってもあと二ヶ月はある)ということで、手紙プラスなにか手作りのものを送るのだという。 ああ、めんどくさい。「ねえねえ、香はプレゼントなににする?」 友達と話していいからなにか考えてー。先生が手を叩いて自由時間を知らせると、すぐにとなりの席のアマンダが話しかけてきた。「今回は飯田病院の精神科に送るんでしょ?」 たったいま先生が説明したことをどうして私に問いかけるのだろう。私にもう一度説明しろというのか。それともアマンダの記憶神経はクモの糸のように細くて、焼き切れてしまったのだろうか。 まったく、女の子のコミュニケーションはたまにわけがわからない。「知ってる? あそこって本当は自殺したDPの収容所らしいよ」 内緒話をするように、アマンダは顔を近づけてささやいた。 これはかなり偏見だけど――おおよそ、自分から内緒話を持ちかける女の子は口が軽い。「あそこで、DPってなんて呼ばれてるか知ってる?」 まあなんて人を見下した笑みを浮かべる子なんだろう。なんてことは思っていても口にしない。生まれてこのかた十二年、純粋無垢に生きてこれる人間が――その種族関係なしの、生物学的に人の形をした生き物が――一体どれだけいるというのか。少なくとも私は、純粋無垢でなければバカ正直な良い子でもない。だからつい、「実はね……」と口元を手で隠すアマンダから顔を遠ざけてしまった。「なによー」 不服そうに眉をよせるアマンダに、視線を空へ向けることで無言の拒絶。 アマンダは上手に巻かれた茶髪を揺らして、他の子のところへ行ってしまった。 学校では、私は基本的にはクールアンドドライで通っている。「氷の女王」などと呼ばれることもあるが、母親が雪女なだけに否定はできない。しかしその不思議な力は私には受けつがれなかったけれど。 そんなことはともかく、学校ではそんなあだ名で呼ばれる私の部屋は周囲の期待をはげしく裏切り、唯一の親友と呼べるジネヴラはそんな私の部屋を見てはいつもくひひと奇妙な笑い声をあげた。「どこまでもラブリーだなあ、香の部屋は」 と、カタカナ四文字で形容された部屋は、我ながらじつに的を得ていると思う。 淡いピンクで統一されたカベやベットは母親の趣味。けれど部屋の大半をしめる大小多数のぬいぐるみは、全部私が作ったものだ。人形の形をしたものもあれば、オーソドックスとも呼べるテディ・ベアから有名なネズミやクマのキャラクター、動物の姿をしたぬいぐるみなんてそれこそ今更。小さなものは手のひらサイズ、大きなものは小学一年生くらいはある。これはちょっとした力作だ。 とにかく、そんな可愛らしい部屋に、可愛らしくない私が帰ったとき、ジネヴラは部屋のなかでも三番目くらいに大きなテディ・べアに乗りうつるところだった。「あれ、来てたの?」「あ、おかえりー」 間延びした声がテディ・ベアの後ろ、ぼんやりと見える女の子から聞こえてくる。半透明のジネヴラに片手を上げて声に応え、私はカバンを(今どきの小学六年生がランドセルを使っていたら驚きだ)机の上に置いた。デスクトップ型のパソコンの電源を入れてから、よっこいせと立ち上がったテディ・ベアに向き直る。「帰ってそっこうでパソコンつけるのって、いまの子供の間じゃ常識なわけ?」 テディ・ベアは短い両手を天井に向けて肩をすくめた。やれやれ、と顔を左右に振る動作がなんとも可愛らしい。思わず抱きつきたく――はならないけども、つがいにもう一体作ろうかな、なんて思ってしまった。「ジネヴラっていつもどこで何やってんの?」 テディ・ベアから発せられた質問には答えずに、私は別の質問を返した。それにジネヴラは機嫌をそこねることなく答えて。「いきなりまた……。別に、そのへん適当にふらついたり、寝る真似してみたり、困ってるゴーストとか困ってる人助けたりしてる」「ジゼンジギョウってやつね」「そんな大そうなものじゃなくて、ただの気まぐれなんだけどね」 そう言ってテディ・ベアはあぐらをかいた。私は肩をすくめて見せてからクロゼットへ向かう。帰ってきたらまず着替え。そうしないと制服がすぐにしわになってしまう。 クロゼットを開けると、”NO MONEY”と書かれた黒いパーカーが目に付いた。よし、これに決めた。ハンガーごとクロゼットから取り出すと、趣味悪い、と背中ごしにありがたい指摘を受けた。まあいいさ、どうせ今日は外に出ない。「じゃあさ、飯田病院の精神科って行ったことある?」 パーカーに腕を通しつつ尋ねると、え、と不思議な声が聞こえてきた。突然だからしょうがないかもしれないけど、そうことじゃなくて、もっとこう別の意味でその声は心底不思議がっているようだった。まるで朝学校に出かけていった娘から、「ちょっと誘拐されたから遅くなる。夕飯はいらないよ」と電話を受けたときのような。 黒のジャージに着替え終わって、制服をクロゼットに戻した。そのままベットの向かいにある椅子に座り、マウスを操作する。ちらりと机の上に置かれた鏡に目をやれば、テディ・ベアが組むほどの長さのない腕をクロスさせて考え込んでいた。「”死人のカンオケ”って呼ばれてるあそこ」 声に感情を介入させないのは得意だ。無感情にそう言ってテディ・ベアの背中を後押しする。なにを考え込んでいるのかは知らないけれど、無言を貫かれるのはけっこう辛い。「……なんで?」 テディ・ベアはついと顔を上げて私を、いや、鏡を見つめた。視線がかち合い、私はつい目をそらしてしまった。そこには何の意図もないのに、どこかさびしそうに顔を下げたテディ・ベアが視界のはしに映った。「学校の行事でね、そこの人に手紙とプレゼントをすることになったの。だから、ちょっとどんな人がいるんだろうなって思って。ほら、私あんまりDPについて知らないし」 IEを起動させてネットを泳ぐ。”DP”で検索をかけると検索件数が腐るほど多いのは、彼らがこの世の中に受け入れられている証拠なのか、それとも弾劾されているためなのか。「誰に出すの?」 よっこいせと声を上げてテディ・ベアがベットから降りる。そのまますたすたとこちらへ歩いてくるのを抱き上げて、私はそのまま机の上に座らせた。幸福なことに、私の勉強机は普通よりも広い。テディ・ベアが少し場所を取ったとしても、なんの障害にもならなかった。覗き込むテディ・ベアに見せるように軽くデスクトップを動かしてやる。「リリス・エンジェルって人」 最初、なんて名前だろうかと思った。天使の加護がついてる、なんて馬鹿げたことが頭をよぎったのがちょっと恥ずかしい。けれどテディ・ベア――についているジネヴラ――はそうは思わなかったらしく、むしろ驚いた声で彼女の名前を復唱した。「リリス・エンジェル?!」「知ってるの?」「知ってるもなにも……」 世間は狭い。私が手紙を送るはずだった相手が、私の親友の知り合いだとは。しかもどこか緊張気味の声から察するに、ただの友達、という穏やかなものではなさそうだ。「まあいいや。で、香はリリスに手紙となにを贈るの?」 心機一転、声の表情はガラリと変わって、テディ・ベアは私に向き直った。さっきの緊張はなんだったのか、それを安易に尋ねられるほど、私は子供じゃなかった。だから思考のベクトルを本来の問題に戻し、マウスをクリックする。ウィンドウに映し出されたページは、話題の人物、DP、つまり”Dead Person”に関するホームページだ。書いてあることは学校で習ったそれとなんら変わりはない。 DPの特徴。精神障害について。迫害の歴史。現在の社会的地位。『DPに対する差別を無くそうキャンペーン』のページの概要は涙が出てきそうなくらい偏見じみた演説だった。それらを適当に飛ばし読みしながら、私はテディ・ベアの質問にちゃんと答えた。「一応、ウサギのぬいぐるみでも作ろうかと思ってる。なかを綿じゃなくてチップとかあずきとか、そういうのにして、クッション代わりになるようなの」「ウサギのぬいぐるみねえ。なんかリリスにぴったり」「そうなの?リリスってどんな人?」 私はテディ・ベアを振り返ることなく尋ねてみた。なんとなく知りたい、と思ったのは、プレゼント用のぬいぐるみに受け取り主の名前をつけようと思ったからだ。別に先方に名前を決めてもらうのも良いけれど、私は作ったテディ・ベアは完成日を誕生日としたいと思っているので、その日のうちにリボンを結び名前を付けたい。これはもう製作者としての意地というか、儀式のようなものだから、譲ることは出来ない。 ならば、リリス・エンジェルについての人柄を知りたいと思った。「リリスがどんな人か、ねえ……」 机の上のテディ・ベアは、うーんと唸ること数分。ぱっと顔を上げたかと思うと、ぱたんと仰向けに倒れた。「言ってもわかんないと思うけど」「聞かなきゃわからないでしょ」 テディ・ベアは再びうーんと唸った。私は頬杖をついてそのさまを見つめる。くそう、もう少しわたを詰めたほうが良かったか。 生きていないのに、テディ・ベアはすうと息を吸い込んだ。「ある男のたとえだけど――リリスは可憐で清楚で、可愛くて、口が上手くてそのうえ根性が曲がっている子、かな」 なかなか想像し難い喩えである。 しかし、こういう曖昧な表現こそ、最も私の創作力を引き立てるのも事実だった。「ふうん」と呟いて、私はさっそく行動を開始した。手紙の内容なんて社交辞令と励まし程度で十分だろう。そこにスパイスとしてジネヴラのことも書き添えてやるときっと面白い。 ベットの下の引き出しを開けた私は、その翌日の朝まで<リリス>という名前のテディ・ベア作りに没頭した。それがはたから見ていたテディ・ベアの目にどう映ったのかは、想像することそのものが無意味なものだ。 カーテンの隙間から差し込んできた朝日に、完成間近のテディ・ベアが照らし出される頃、私は柄にも無くプラスの感情をテディ・ベア製作にぶつけていることを実感した。「……リリス・エンジェルが幸せであればいい――」 いつのまにか動かなくなっていたテディ・ベア。その体を動かしていたジネヴラは私のことをどう思っただろう。それを考えることをその疑問を思いつく以前の愚考だけれど、あわよくば彼女に届けて欲しいと思ったのも事実だ。 何色のリボンを結ぼう。 私は出来上がったテディ・ベアに名前を進呈すべく、ベット下の引き出しを覗いた。fin************ハロウィン小説第五弾。小学生らしく漢字制限をしようとしたけど、途中で挫折。しかも後半ぐだぐだ。幸せな話を書きたかったのに、人の幸福を願うようなわけわからんものになってしまいました(汗)ちなみに「エンジェル」という姓はイギリスはどこかに実在します。 [0回]PR