そうさ、すべては戯言なのさ。 えーと、すみません。今日の小話、某サイトさんの日記で見かけた小噺が元になってしまいました(汗д汗;;)いや、決してパクリとかそういうのではなくオマージュというやつでして・・・お気を悪くしないでくださーい!(汗)もう少し長くして短編の方に載せようかとも思ったのですが、それよりも早く流れそうなこっちに。そしてあえて下の方に。もうすぐハロウィンですね、ということで、ゾンビにしようかと思ったのですが、イメージ悪いので勝手に造語。死なない人間。さてさて、小話についてはこのくらいにして、今日のことでも。今日は2限目からでした。10時40分開始、遅刻は5分まで。しかし気がつけば10時40分。学校まで最低10分。ああ、こりゃもう6Fホールには入れないなということで潔く諦めてお昼ご飯を食べてから行くことに。そうしたら寝坊した姉に「自転車貸して!」と言われてあっさりと承諾した僕は、歩いて学校へ向かいました。や、でも流石に3限は間に合いましたよ!3限終了後は特別講演会があったので、友達とともに6Fホールへ。スコット・ロスという方が講演にいらっしゃいました。「Day After Tomorrow」や「I, Robot」でCGなどの特殊効果の技術を披露してくれ、「タイタニック」ではアカデミー賞11部門を受賞した、米デジタル・ドメイン社という映像特撮の最大手な会社の創設者――だそうです。(おい)正直、外人さんはよくわかりません。黒人さんの区別もあまりはつきません。言ってしまえば中国人は全部同じ顔に見えます。破滅的なところで、顔見知りだと思って話しかけたら人違いでした、ということがよくあります。あ、話が逸れた。まあいいか。とにかく、講義の内容は面白かったということです。映像に興味津々な学科である僕らにとったら面白かったなぁ。そのシーンの、映像がどうやって作られるかと簡単に説明してくれたので、聴くのは楽しかった。もちろん英語で説明してくれたので、頑張って聞き取ろうとしたけれど、無理でした。当たり前かあー☆(ちなみにちゃんと通訳はありました)でも、でもねー・・僕途中で寝ちゃったんですよね・・・orzorzorz最悪だあ。なので後半くらいから聴けてないんですよね・・・うわあ!勿体無いことを!!デジタルアクター見たかった!!(泣)と、うじうじ悩んでても仕方ない。頭を切り替えてバイト先へ。今日はお給料日ですよー。うふふーあははーうへへー(壊)10万超えてました。びっくりです。でも何が一番びっくりってそれに対して「やったあ!」とか「今月頑張ったもんなぁ!」という興奮や感慨を抱く前に、「ああ、じゃああれ買ってこれ買って、いくら残るんだろう…」と不安が先立つ僕はもうちょっと人並みに感情深くなれないのかと突っ込んでみたり。まあいいんだけど。まあいいか。ともかく、さっそくもらったお給料で『サイゾー』を購入し、と西尾維新の『クビシメロマンチスト』を衝動買い。集めたくなってきたんですよねー。一巻は友達のを借りているのでドッグイヤーができないorz 内容も普通に面白いですし、続きも気になりますしね。でも今更西尾維新・・・なんか格好悪いと思ってしまうのは何故だろう。そして同じように別に格好悪くもないと思うのですが、言えることはいっそ西尾維新の戯れ言シリーズを全巻一気買い出来てたら、そりゃあもう格好よかっただろうなということ。ちょっとイラスト作画の本とか、検死解剖の本とかも探してみたけど、めぼしい物がなかったのでマックに寄って帰りました。ああ、そういややろうしていたことがよっつくらいできてないや。あう。ま、明日は母さんに付き合ってドコモショップへ行ってからカニを食べてきたいと思います。ではおやすみなさい!!********** リリスが死んだと聞いたとき、僕は思わず「またか」と呟いてしまった。 僕の吐き出した台詞に、暁は一瞬驚いたように一時停止して言葉に詰まった。しかし、台詞の可笑しさに気づくと、木製の椅子が飛び上がるほどに強く両手を叩きつけた。机の上に置いた鞄がちいさく跳ねる。「またかってなんだよ! 前にも死んだ事があるってのか?!」 ああ、そうか。 僕ははたと思い出した。そういえば暁は知らなかった。「一度目は飛び降り、二度目は首吊り、三度目はろくに泳げもしないのに深さ3メートルのプールに飛び込み……だったかな?」「……なんだよ、それ、こんなときに冗談やめろよ」 悲痛に顔を歪める暁は、リリスに好意を寄せている。あからさまなくらいあからさまなアプローチに、リリスが気付いている様子はなかったけれど。「冗談じゃないよ。それに心配することも無いさ。すぐ生き返る」 鞄の中から取り出そうとした教科書を押し戻す。暁はその行動に何の疑問も抱かず、間の抜けた声を出した。「は?」「リリスはDPだからね。知ってるだろ? DeadPerson、死人だよ。リリスは死人の純血種だから」 DeadParson。通称DPと呼ばれるその種族は、首を切り落とされるか、頭を潰されるか、心臓を取り出されない限り死ぬことは無い。昔はゾンビという呼称が一般的だったけれど、時代は移り変わるもので、現在その呼び方は差別用語だ。ゾンビはDPとは違い、死者に区別される。禁呪により甦った死者は、生前のそれとは違い意思も記憶もなく、生き返らせた呪術者の操り人形だ。特殊な例でリバイバーという、生前の容姿も記憶も保ったまま甦る死者もいるけれど、話がややこしいしいまはとくに関係ないからその辺にでも置いておこう。とにかく、生き返るゾンビとは違い、DPはただ死ににくい人間なだけだ。 暁は僕の前の席に腰を下ろすと、深く息を吐いた。「……知らなかった」「……暁が知らなかったことを知らなかった」 スクールのハイクラスに進級してから、二人は随分と仲が良かったのに。「でも、そんな、それじゃあ、もしかしてリリス、も……?」 暁は不安げに瞳を揺らして僕を見た。質問というよりは確認なその台詞を、僕は鞄にテキストを詰め込みながら肯定する。「うん、そうだよ。例によってリリスにも自害傾向がある。他のDPと同じようにね」「…………」 暁はまるでこの世で一番嫌いなものを見てしまったかのような表情をした。べっこう色の瞳に心底の嫌悪を張り付かせて、「嘘だといってくれ」と懇願するように。「……リリスも同じなんだよ」ペンケースを放り込んで、鞄の口を閉じる。 DPは”簡単には死なない”というそれ自体が一番の肉体的特徴だが、他にも精神的特長が挙げられる。DPは普通に比べ数倍の確率で自傷症、自殺癖の症状を持つ人間が多い。それは最早遺伝的なもののようで、いまのところ治す術はないと、その症状で悩む彼らにとっては絶望的な見解を聞いた事があった。治す術は無い。しかし実際は通常のそれと同じように、カウンセリングまたは薬物療法によって行為を緩和させたり頻度を減少させたりすることは可能らしい。遺伝的なものなのに。よくわからない。「……そんな」 どうやら暁は知らなかったようだ。絶望的だ、と顔に書いてある。「暁が気に病むことは無いだよ。むしろ心配しない方が良い。気を使えば使うほど、リリスの衝動は酷くなってしまうからね」 それはすでに実証済みだ。小学校の頃、図工の時間に何度リリスが病院送りになったことか。 僕は心の中でため息を吐いた。「俺は……どうしたら良い?」「さあね。とりあえず僕と一緒に来る?」「というと?」 暁は不思議そうに僕に尋ねる。飼い主に捨てられた子犬の目をする暁に肩をすくめて見せ、僕は帰り支度を終えて席を立つ。「これから駅前のケーキ屋で噂のちょい高マロンケーキを買って、それからリリスの病室へ行って、四度目の自殺成功を嘲笑ってやるのさ」 そう言って、僕は教室を後にした。「おい、待てよ!」 後ろで慌てて鞄を引っつかむ暁を待つために、廊下に出たところで足を止める。窓から空を除けば、白く濁った曇り空に、ぽっかりと穴が開いていた。「行こうぜ」 さっきとはうってかわってテンションの上がった暁が肩を叩く。空元気もいいところだと僕は苦笑しそうになって、自然を装って微笑に摩り替える。「じゃあ、行きますか」 丁度ランチタイムの終りを告げる鐘が鳴った。fin*******去年は作ったのになぁ、ハロウィンページ・・・。今年はできそうにありません・・・orz [0回]PR